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robots.txtとは?SEOでの役割・書き方・noindexとの違いを解説


robots.txt は、サイトのルートに置き、クローラーに対して「クロールしてほしくない領域」を伝えるテキストファイルです。本記事では、書き方、Disallow / Allow / Sitemap ディレクティブ、Googlebot と AI クローラーへの指定、noindex との使い分け、誤設定の典型パターンまでを Google 検索セントラルの一次情報を交えて整理します。

公開2026.05.10
最終更新2026.05.10
読了 13 分 / 約5,400
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SEO・AI検索 基礎知識集robots.txt

robots.txtとは?

Disallow制御
noindex別用途
AI方針設計

robots.txt は、サイトのルート(https://example.com/robots.txt)に置くテキストファイルで、クローラーに「クロールしてほしくない領域」を伝える仕組みです。Google 検索セントラルのrobots.txt の概要robots.txt ファイルの作成に標準仕様がまとまっています。

AI クローラー(GPTBot、ClaudeBot、Claude-SearchBot、PerplexityBot など)にも User-Agent 別のディレクティブで指定できます。Google-Extended は HTTP 上の独立した User-Agent ではなく、Google の既存クロール結果を Gemini / Vertex AI for Gemini が学習・grounding に使うかを制御する robots.txt 用トークンとして指定します。

C
結論
robots.txt は「クロール可否のヒント」。検索結果からの削除を保証するものではない

検索結果から確実に消したいページは noindex を使い、クロール可能な状態で運用します。robots.txt と noindex の役割を取り違えると、古いインデックスが残ったまま消えなくなる事故が起こります。

01.robots.txt とは

robots.txt は Robots Exclusion Protocol(REP)に基づく標準仕様です。サイトのルートに UTF-8 のテキストファイルとして配置すると、クローラーがアクセス時に最初に読み込みます。Google・Bing・主要 AI クローラーなど、ほとんどの「行儀のよい」クローラーは指示に従いますが、悪意のある bot は無視するため、機密情報の保護目的では使えません。

02.ディレクティブ一覧(User-agent / Disallow / Allow / Sitemap)

ディレクティブ意味備考
User-agent対象クローラーを指定(* は全クローラー)User-agent ブロックごとにルールをまとめる
Disallow指定パス以下のクロールを拒否「/」だけだとサイト全体を拒否
AllowDisallow の例外として個別パスを許可Disallow と組み合わせて使う
Sitemapsitemap.xml の URL をクローラーに通知User-agent ブロックの外に書ける

03.書き方サンプル

管理画面・検索結果ページ・パラメータ URL など、検索結果に出す必要がない領域を Disallow するのが基本パターンです。検索クローラーは原則許可します。

# 全クローラー共通の Disallow
User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /search
Disallow: /*?session_id=

# Search engines
User-agent: Googlebot
Allow: /

User-agent: bingbot
Allow: /

# AI 学習用クローラー
User-agent: GPTBot
Disallow: /

User-agent: ClaudeBot
Disallow: /

# Google が既存クロール結果を Gemini / Vertex AI で使うかの制御トークン
User-agent: Google-Extended
Disallow: /

# AI 検索クローラー
User-agent: OAI-SearchBot
Allow: /

User-agent: Claude-SearchBot
Allow: /

User-agent: PerplexityBot
Allow: /

# ユーザー起点 fetcher(robots.txt が適用されない場合があると公式明記)
User-agent: ChatGPT-User
Allow: /

User-agent: Claude-User
Allow: /

User-agent: Perplexity-User
Allow: /

# サイトマップの場所を通知
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

04.AI クローラーへの指定

AI クローラーは目的別に分かれており、User-Agent ごとに方針を決められます。学習用と検索・回答生成用を分けることで、AI 検索からの引用を残しつつ、学習データへの利用を抑える運用も可能です。詳しくはクローラーの解説記事にもまとめています。

User-Agent / トークン提供元主な目的
GPTBotOpenAIOpenAI モデル学習用クローラー
OAI-SearchBotOpenAIChatGPT search の検索用
ChatGPT-UserOpenAIユーザー起点 fetch(robots.txt 適用外と公式明記)
ClaudeBotAnthropicClaude モデル開発・学習候補
Claude-SearchBotAnthropicClaude の検索結果品質向上
Claude-UserAnthropicClaude のユーザー起点 fetch
PerplexityBotPerplexityPerplexity の検索インデックス用
Perplexity-UserPerplexityユーザー起点 fetch(robots.txt を一般に無視と公式明記)
Google-Extended(robots.txt トークン)GoogleGoogle 既存クロール結果を Gemini / Vertex AI for Gemini で使うか制御
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注意
ユーザー起点 fetcher は robots.txt の対象外になることがある

ChatGPT-User、Claude-User、Perplexity-User は、AI 上でユーザーが操作してリンクを開いた瞬間のリクエストです。OpenAI / Perplexity の公式ドキュメントでは robots.txt ルールが適用されない/一般に無視される旨が明記されています。Disallow しても、ユーザー操作起点の fetch は止まらない前提で扱うのが安全です。

上のような AI クローラー別の許可・拒否設定は、当サイトの無料ツールでクローラーごとにチェックボックスを選ぶだけでも作成できます。

robots.txt メーカー(AIクローラー対応)
ツール単体ページで開く

クローラーごとに許可/拒否を選ぶと、そのまま使える robots.txt をその場で生成します(ブラウザ内で処理、サーバー送信なし)。

AI学習用クローラー

生成AIモデルの学習データ収集。拒否しても検索順位やAI検索からの引用には影響しません。

AI検索用クローラー

AI検索の索引・引用元の収集。拒否するとAI検索の回答に自サイトが引用されなくなります(LLMOに影響)。

ユーザー操作による取得(AI)

ユーザーの質問に応じてリアルタイムにページを取得するエージェント。robots.txt に従わない場合があります。

検索エンジン

検索結果の索引作成。拒否すると検索結果に表示されなくなるため、通常は許可のままにします。

SEO分析ツール

被リンク・競合分析ツールの収集。拒否しても検索順位には影響しません(競合からの分析を防ぎたい場合に拒否)。

# クローラーはすべて許可(既定で許可のため個別指定は不要)
User-agent: *
Allow: /

生成した内容をサイトのルート(https://あなたのドメイン/robots.txt)に設置してください。既存の robots.txt がある場合は、既存のルールを消さないように追記します。

05.noindex との使い分け

やりたいこと選ぶべき手段
クロール自体を止めて、サーバー負荷を抑えたいrobots.txt の Disallow
クロールはさせるが、検索結果には出したくないmeta robots noindex(または X-Robots-Tag)
重複 URL の代表 URL を伝えたいrel="canonical"
古い URL を別 URL に集約したい301 リダイレクト
i
重要
noindex を効かせたいページを robots.txt でブロックしない

robots.txt で Disallow したページに noindex を入れても、Google はページにアクセスできず noindex タグを読めません。古いインデックスが残ったまま消えない事故につながります。検索結果から外したいページは、クロール可能な状態で noindex を返す運用が原則です。

noindex の指定方法と使うべきページは別記事で詳しく整理しています。あわせてご覧ください。

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06.Search Console での検証

書いた robots.txt が想定通りに動くかは、Search Console のrobots.txt レポートで確認します。記述ミス(タイポ、改行コード、エンコーディング)があると、想定と違う領域がブロックされる、もしくは想定通りにブロックされない、といった事故が起きます。

Search Console の確認前に手早く目視したいときは、当サイトの無料ツールで、クローラーごとの許可・拒否をその場で確認できます。

robots.txt チェッカー
ツール単体ページで開く

サイトのURLを入力するか robots.txt の内容を直接貼り付けると、AIクローラー・検索エンジンごとのアクセス可否をその場で判定します。

  • 本番反映前に robots.txt レポートでテストする。
  • 重要ページの URL 検査で「robots.txt によりブロックされています」が出ていないかを確認する。
  • 新しいディレクトリを Disallow する場合は、本番反映後にも数日見ておく。

07.よくある失敗

  • noindex したいページを robots.txt でブロックする(クロール不可なため反映されない)。
  • 開発環境用の Disallow: / を本番リリース時に外し忘れ、サイト全体が検索結果から消える。
  • 管理画面ディレクトリへの Disallow を忘れ、検索結果に意図しないページが出る。
  • AI クローラー全部を拒否したまま、AI 検索からの引用を期待してしまう。

08.よくある質問(FAQ)

robots.txt でページを検索結果から削除できますか?

削除を保証するものではありません。クロールは止められますが、すでにインデックスされたページが残るケースがあります。検索結果から確実に外したい場合は noindex、緊急で消したい場合は Search Console の削除ツールを使います。

robots.txt にサイトマップを書いてもよいですか?

はい。Sitemap ディレクティブで sitemap.xml の URL を通知できます。User-agent ブロックの外に書きます。複数のサイトマップがある場合は、複数行書くか、サイトマップインデックスファイルを使います。

AI クローラーも robots.txt に従いますか?

GPTBot、ClaudeBot、Google-Extended、PerplexityBot などの主要 AI クローラーは、それぞれ公式に robots.txt 対応を表明しています。一方で、すべてのクローラーが従う保証はありません。学習用途を確実に止めたい場合は、ログイン制限や個別契約など別の手段も検討します。

robots.txt と robots meta タグはどう違いますか?

robots.txt はサイトレベルでのクロール可否、robots meta タグはページレベルでのインデックス可否やスニペット制御を担当します。両者は同時に使えますが、目的が違うので適切に組み合わせます。

09.まとめ

robots.txt は、クロール可否のヒントを伝える標準仕様です。検索クローラーは原則許可し、不要な領域を Disallow するのが基本。AI クローラーは User-Agent ごとに方針を決められます。noindex とは目的が違うため、検索結果から削除したいページは noindex を別途使いましょう。Search Console の robots.txt レポートと URL 検査で、想定通りに動いているかを定期的に確認するのがおすすめです。

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澤田 翔太(Shota Sawada)
この記事を書いた人

澤田 翔太

株式会社クリプタル 代表取締役

1988年生まれ、慶應義塾大学卒。創業メンバーとして関わった株式会社セールスサポートを株式会社ネオマーケティング(東証STD 4196)に売却。株式会社クリプタルでも複数の事業立ち上げと売却を経験し、2022年9月には婚活・恋愛メディア「シッテク」「婚活会議」を株式会社ベビーカレンダー(東証GRT 7363)へ売却。現在はAI業務支援事業、TANTOU事業、グロースハック支援事業、メディア事業、SEOコンサルティング事業を手がける。