nofollowとは?
nofollow は、リンクをたどってリンク先に検索評価を渡すことを Google にしないよう伝える指定です。広告や信頼できないリンクに使い、自サイトがそのリンク先を保証しているわけではない、という意思表示になります。Google 検索セントラルの発リンクの関係を Google に伝えるで、rel="nofollow" をはじめとする指定方法が説明されています。
nofollow とよく一緒に語られるのが、ページ自体を検索結果に出すかどうかを決める noindex です。両者は別の役割で、nofollow は「リンクの評価」、noindex は「ページの登録」を制御します。本記事では、この違いと組み合わせ方まで整理します。
nofollow はリンク先に評価を渡さない指定、noindex はそのページを検索結果に出さない指定です。指定がない通常リンクが follow(俗に dofollow)で、これが標準です。広告・有料リンクは sponsored、ユーザー投稿は ugc と、目的に合った指定を選びます。
01.nofollowとは
Web のリンクは、通常はリンク先への「推薦」として扱われ、検索評価(リンクの評価。かつて PageRank と呼ばれた仕組み)を渡します。nofollow は、その受け渡しをしないよう Google に伝える指定です。まず、follow と nofollow で評価の扱いがどう変わるかを図で確認します。
nofollow を付けても、リンクとして機能する点は変わりません。利用者はクリックでき、ページ遷移もします。変わるのは、検索エンジンがそのリンクを評価の受け渡しに使わないという点だけです。なお 2020 年以降、nofollow は守らせる命令ではなく、Google がクロールや評価の参考にする「ヒント」として扱われています。
02.nofollow属性の書き方・設定
nofollow には、リンク1本ずつに付ける方法と、ページ内の全リンクにまとめて付ける方法があります。
リンク単位:rel="nofollow"
個別のリンクに付ける場合は、a タグに rel="nofollow" を書きます。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>2019 年以降は、リンクの性質をより細かく伝える属性も用意されています。用途に合わせて使い分け、必要なら rel="sponsored nofollow" のように併記もできます。
| rel の値 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| (指定なし) | 通常リンク。評価を渡す(俗に dofollow) | 自サイトが推薦できる、信頼できるリンク |
| rel="nofollow" | 評価を渡さないヒント | 信頼を保証できないリンク全般 |
| rel="sponsored" | 広告・有料・提携などのリンク | 対価が発生しているリンク(PR・アフィリエイト) |
| rel="ugc" | ユーザー生成コンテンツのリンク | コメント・フォーラム・口コミ内のリンク |
ページ単位:meta robots
ページ内の全リンクをまとめて nofollow にしたい場合は、<head> に meta robots を書きます。Google 検索セントラルのrobots meta タグの指定にある値で、登録の可否(index / noindex)と合わせて指定できます。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">rel="nofollow" はそのリンク1本だけ、meta robots の nofollow はそのページの全リンクが対象です。「特定の発リンクだけ評価を渡したくない」のにページ全体へ nofollow を掛けると、サイト内リンクの評価まで止めてしまうため、目的に合う単位を選びます。
03.dofollow(通常リンク)との違い
nofollow の対になる言葉として「dofollow」が使われますが、これは正式な属性ではありません。rel="dofollow" という指定は存在せず、nofollow を付けていない通常のリンクを、便宜上 dofollow と呼んでいるだけです。
同じことは meta robots にも当てはまります。指定がなければ、ページは index(登録される)かつ follow(リンクをたどる)が初期状態です。つまり、わざわざ index, follow と書く必要は基本的にありません。制御したいときだけ noindex や nofollow を指定します。
04.index / noindex / follow / nofollow の4パターン
ページの登録を決める index/noindex と、リンク評価を決める follow/nofollow は、別々の軸です。この2軸を組み合わせると、ページの扱いは4パターンに整理できます。
| 指定 | ページの登録 | ページ内リンク | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| index, follow(標準) | 登録する | 評価を渡す | 通常の公開ページ。指定がなければこの状態 |
| noindex, follow | 登録しない | 評価を渡す | 検索に出さないが、先のページはたどってほしいページ |
| index, nofollow | 登録する | 評価を渡さない | 登録はするが、ページ内リンクを保証できないページ |
| noindex, nofollow | 登録しない | 評価を渡さない | 完全に検索の対象から外したいページ |
多くのページは指定なし(標準の index, follow)で問題ありません。検索結果に出したくないなら noindex、ページ単位で発リンクの評価を止めたいなら nofollow を足す、という考え方です。noindex を使うべきページの判断は、別記事で詳しく扱っています。
通常リンク(follow / dofollow)の先が noindex のページでも、リンクはたどられてクロールされます。ただしリンク先が noindex なので、そのページは検索結果には登録されません。リンクの評価を渡す指定であっても、登録されないページである以上、検索結果での表示にはつながらないわけです。follow/nofollow(リンク側)と index/noindex(リンク先ページ側)は、独立して効くと考えると整理できます。
noindexを使うべきページの判断と実装
ページタイプ別の noindex 判断、canonical・robots.txt・410 との使い分け、meta robots / X-Robots-Tag の実装方法を図解で整理しています。
05.どのリンクに nofollow を使うか
nofollow(および sponsored・ugc)は、自サイトが評価で保証したくないリンクに使います。代表的なケースを整理します。
| リンクの種類 | 推奨する rel | 理由 |
|---|---|---|
| 広告・有料・アフィリエイトのリンク | sponsored(または nofollow) | 対価のあるリンクで評価を渡すと、ガイドライン違反になりうる |
| コメント・フォーラムなどユーザー投稿のリンク | ugc(または nofollow) | 第三者が貼るリンクで、内容を保証できない |
| 信頼できない・関与したくない外部サイト | nofollow | 引用や注意喚起で挙げるが、推薦はしたくない |
| 自サイト内の通常リンク・信頼できる参照 | (指定なし) | 評価を渡してよい。nofollow は付けない |
広告・PR・アフィリエイトなど対価のあるリンクは、sponsored または nofollow で関係を示します。あわせて、記事上でも「広告」「PR」と分かるように表記します。検索評価を渡さないことと、利用者への明示は別の話で、どちらも必要です。
評価が外部へ「漏れる」ことを心配して、すべての発リンクを nofollow にする必要はありません。信頼できる情報源へのリンクは自然なことで、適切な発リンクはコンテンツの有用性を示す材料にもなり、通常リンクで評価を渡しても自サイトの順位が目に見えて下がるわけではありません。nofollow は、広告・有料リンクや信頼を保証できないリンクなど、渡したくない理由が明確なものに絞って使います。むしろ全リンクへの一律 nofollow は不自然に見えることがあります。
発リンク・被リンクと nofollow の関係は、外部リンクの記事でも扱っています。内部リンクの設計は別記事が詳しいです。
外部リンクとは?発リンク・被リンク・nofollowの考え方を解説
発リンクと被リンクの違い、nofollow をどう使い分けるか、被リンクを増やす考え方を整理しています。
06.nofollow のよくある誤解
2020 年以降、nofollow はクロールや評価の参考にされる「ヒント」であって、守らせる命令ではありません。Google はリンク先を必要と判断すれば、nofollow が付いていてもクロール・登録することがあります。そのため「nofollow を付けたから確実にこうなる」とは言い切れません。確実に検索結果から外したいならページ側で noindex、クロール自体を止めたいなら robots.txt と、目的に合った確実な手段を使います。
この性質を踏まえると、nofollow に対する次のような思い込みは誤解です。
- nofollow にすればクロールされない:nofollow はヒントで、Google が URL を見つけてクロールすること自体は止められません。クロールを抑えるのは robots.txt の役割です。
- nofollow なら検索結果に出ない:リンクの評価を渡さないだけで、リンク先の登録は別の経路で起こりえます。検索結果に出したくないページは、そのページ側で noindex を使います。
- 内部リンクを nofollow で「評価を集中」できる:サイト内リンクを nofollow にして評価を一部のページへ寄せる手法(PageRank の操作)は、現在は効果がありません。内部リンクは通常リンクで設計します。重複・類似 URL の評価を代表ページにまとめたいなら、nofollow ではなく canonical(URL正規化)が正規の手段です。ただし canonical は重複ページを1つにまとめる仕組みで、無関係なページへ評価を寄せる用途ではありません。
クロールそのものを制御する robots.txt は、nofollow とは役割が異なります。違いは別記事で整理しています。
robots.txtとは?SEOでの役割・書き方・noindexとの違いを解説
robots.txt でできること・できないこと、noindex との違い、クロール制御の考え方を整理しています。
07.よくある失敗
- 特定の発リンクだけ止めたいのに、meta robots でページ全体を nofollow にして内部リンクの評価まで止める。
- 広告・有料リンクに rel を付けず、対価のあるリンクで評価を渡してしまう。
- 検索結果から消したいページを nofollow で対処しようとする(必要なのは noindex)。
- クロールを止めたくて nofollow を使う(必要なのは robots.txt)。
- 内部リンクを nofollow にして「評価を集中」しようとし、回遊と評価の導線を弱める。
08.よくある質問(FAQ)
dofollow という属性はありますか?
ありません。rel="dofollow" という指定は存在せず、nofollow を付けていない通常のリンクを便宜上 dofollow と呼んでいるだけです。meta robots も、指定がなければ index・follow が初期状態なので、わざわざ index, follow と書く必要はありません。
nofollow と noindex はどう違いますか?
制御する対象が違います。nofollow はリンク先に評価を渡すかどうか(リンクの評価)、noindex はそのページを検索結果に出すかどうか(ページの登録)を制御します。検索結果に出したくないなら noindex、リンク評価を渡したくないなら nofollow を使います。
nofollow と sponsored・ugc は使い分けが必要ですか?
目的が分かるなら使い分けるのがおすすめです。広告・有料リンクは sponsored、コメントなどユーザー投稿のリンクは ugc、それ以外で評価を渡したくないリンクは nofollow を使います。判別が難しい場合は nofollow でも問題ありません。複数を併記することもできます。
外部リンクにはすべて nofollow を付けるべきですか?
いいえ。信頼できる情報源へのリンクは自然で、適切な発リンクはコンテンツの有用性を示す材料にもなります。通常リンクで評価を渡しても順位が目に見えて下がるわけではないため、nofollow は広告・有料・信頼を保証できないリンクに絞って使います。一律の nofollow はむしろ不自然に見えることがあります。
nofollow を付ければ確実に効果がありますか?
確実ではありません。2020年以降、nofollow はクロールや評価の参考にされる「ヒント」で、Google は必要と判断すればリンク先をクロール・登録することがあります。検索結果から確実に外すなら noindex、クロール自体を止めるなら robots.txt と、目的に合った手段を使います。
内部リンクに nofollow を付けるべきですか?
基本的に付けません。サイト内の通常リンクは評価を渡してよく、nofollow にすると回遊や評価の導線を弱めます。内部リンクを nofollow にして評価を一部のページへ集中させる手法は、現在は効果がありません。
09.まとめ
nofollow は、リンク先に検索評価を渡さないことを Google に伝える指定です。広告は sponsored、ユーザー投稿は ugc と、目的に合った値を選び、信頼を保証できないリンクに使います。指定のない通常リンクが follow(俗に dofollow)で、これが標準です。
混同しやすい noindex は「ページの登録」を制御する別の指定です。index/noindex と follow/nofollow は別の軸なので、検索結果に出したくないなら noindex、リンク評価を渡したくないなら nofollow、と目的で選び分けます。クロール自体を止めたいときは robots.txt、と役割で使い分ければ、設定の取り違えは防げます。
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