メディア運用・コンテンツ制作 基礎知識集WordPress基礎 / ページの種類

WordPressのページの種類まとめ|投稿・固定ページ・アーカイブ・カスタム投稿タイプ


固定ページと投稿の違いが分かっても、WordPressにはまだ「自分で作った覚えがないのに存在するページ」「投稿でも固定ページでもないページ」が残っています。カテゴリーやタグごとに自動でできるアーカイブページ、第3の種類であるカスタム投稿タイプ、画像をアップロードするたびに増える添付ファイルページなどです。これらの紛らわしいページを1つずつ、「どんなページか」「自分で作るのか」「運用上どう扱うか」に分けて整理します。

公開2026.05.31
最終更新2026.05.31
読了 14 分 / 約5,600字
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メディア運用・コンテンツ制作 基礎知識集WordPress基礎|ページの種類まとめ

WordPressの
ページの種類

固定ページと投稿の違いが分かると、多くの人が次にぶつかるのが「自分で作った覚えがないのに存在するページ」です。カテゴリーやタグの一覧、画像をアップロードしただけで増えるページ、管理画面の見慣れない項目——これらは投稿でも固定ページでもなく、WordPressが自動で用意したり、テーマやプラグインが追加したりしたものです。

中身を知らないまま放置すると、薄いページが検索対象に増えて品質評価を下げたり、編集する場所が分からず手が止まったりします。自分で選んで作る2種類(投稿・固定ページ)は別記事で扱い、本記事はその外側にある自分では作らないページを取り上げます。

前提|まず入口の2種類から

WordPressの固定ページと投稿の違い|どっちで作るか迷わないための判断軸

投稿と固定ページの役割・分類・一覧表示の違いと、どちらで作るかの判断軸を整理しています。

続きを読む
C
本記事の結論
多くは「自動で作られるページ」。新規作成ではなく整理が仕事になる

アーカイブページと添付ファイルページは、投稿や画像を登録すると自動で生成されるものです。これらは「作る」のではなく、薄いページを増やさないよう整理・noindex・リダイレクトで管理するのが仕事になります。カスタム投稿タイプは投稿・固定ページに続く第3の入れ物で、本当に別建てが必要なときだけ使います。

01.まず全体像:紛らわしいページ早見表

これから扱う5種類を一覧で示します。見るポイントは「どんなページか」「自分で作るか」「運用上の注意点」の3つです。

ページ・分類どんなページか自分で作る?主な注意点
アーカイブページ投稿を分類すると自動でできる一覧自動で生成薄い一覧はnoindexか説明文の追加で整理
カスタム投稿タイプ投稿でも固定ページでもない第3の入れ物テーマ・プラグインや開発で追加種類を増やしすぎず、必要なときだけ使う
添付ファイルページファイル1つにつき1枚できる個別ページ自動で生成リダイレクトかnoindexで薄いページを抑える
カテゴリー投稿の大分類(必須・少数)自分で設定3〜5程度に絞り、乱立させない
タグ投稿の横断キーワード(任意・多数)自分で設定付けすぎない。使わない運用もあり

02.アーカイブページ

アーカイブページは、投稿を何らかの条件でまとめた一覧ページです。代表的なのはカテゴリー別・タグ別・日付別・著者別の4種類で、投稿にカテゴリーやタグを設定すると、WordPressが自動でURLとページを生成します。「お知らせ」カテゴリーの記事一覧のようなページがこれにあたります。

厄介なのは、作った覚えがないのに存在し、設定によっては中身が薄いまま検索対象になる点です。タグを増やしすぎると、記事1本しか載らないタグ一覧が大量にでき、サイト全体の品質評価を下げる要因になります。

アーカイブページが「自動で」できるまで
1投稿を公開

「お知らせ」などのカテゴリーやタグを付けて記事を公開する

2一覧ページが自動生成

WordPressが「お知らせ一覧」などのアーカイブページを勝手に作る

3そのURLが検索対象に

中身が薄いと、サイト全体の品質評価を下げる要因になりやすい

作った覚えがなくても、分類した数だけアーカイブページは増えていきます。

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運用上の注意
薄いアーカイブは整理かnoindexで品質を守る

使っていないカテゴリーやタグは統廃合し、検索に出す必要のないアーカイブにはnoindexを設定します。検索に出したいアーカイブには、一覧の冒頭に説明文を加えて中身を厚くすると評価が安定します。

この章と直接関連|検索から外す設定

noindexとは|検索結果に出さないページの指定方法とSEOでの使いどころ

薄いアーカイブやタグ一覧を検索対象から外すnoindexの使いどころを整理しています。

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03.カスタム投稿タイプ

📘
用語定義
カスタム投稿タイプとは

投稿・固定ページに続く第3の「入れ物」です。「導入事例」「製品」「スタッフ」のように、ブログ記事とは別建てで管理したいまとまりを、専用の一覧やテンプレートを持つ独立した種類として追加できます。

管理画面の左メニューに、「投稿」「固定ページ」以外の見慣れない項目(たとえば「事例」「製品」)があれば、それがカスタム投稿タイプです。自分で追加した記憶がなくても、テーマやプラグインが導入していることがよくあります。

別建てにすると、事例だけの一覧ページや専用デザインを用意でき、投稿のブログ記事と混ざらずに整理できます。一方で、種類をむやみに増やすと管理画面が複雑になり、保守の負担も増えます。まずは投稿のカテゴリーで足りないかを検討し、本当に別建てが必要なときだけ使うのが安全です。

「投稿のカテゴリーで足りるか」は、分類したいだけか、作りそのものを変えたいかで見分けます。次のサインが複数当てはまるなら、カテゴリーでは窮屈になっているので、カスタム投稿タイプを検討します。

カスタム投稿タイプを検討するサイン(複数当てはまれば)
  • ✓ ブログ記事にはない固有の入力項目を毎回入れたい(事例の「業種」「導入製品」「成果数値」など)
  • ✓ ブログ記事と混ぜず、専用デザインの一覧で見せたい
  • ✓ ブログのカテゴリーとは別系統の分類軸で絞り込みたい(事例を「業種別」「課題別」など)
  • ✓ 専用のURLにしたい、または担当者だけが編集できるよう権限を分けたい
  • ✓ 同じ型のコンテンツが、継続的に多数増える見込みがある

逆に、作りはブログ記事と同じ(タイトル+本文+画像)で、分類したいだけ・件数も限られるなら、投稿のカテゴリーで十分です。新着一覧やRSSに一緒に流れてよいかどうかも、判断の材料になります。

なお、上記のような固有の入力項目(事例の「業種」「成果数値」など)を追加する方法は、主に次の4つです。

  • ACF(Advanced Custom Fields):管理画面で入力項目を定義できるプラグイン。非エンジニアでも扱いやすく、最も広く使われている代表格です。
  • 他のカスタムフィールド系プラグイン:Pods や Meta Box など。役割はACFと近く、要件や好みで選びます。
  • WordPress標準のカスタムフィールド機能:プラグインなしで使えますが、入力欄が簡素で実務では扱いにくい場面が多いです。
  • コードで登録(register_post_meta など):開発者が自前で実装する方法。自由度は高い一方、保守にコードの知識が必要です。

カスタム投稿タイプで「入れ物」を用意し、こうした方法で入力項目を定義する組み合わせがよく使われます。書き手は決まった項目を埋めるだけで、表示側はその値を整ったレイアウトで出力できます。

なお、WordPressでは投稿・固定ページ・添付ファイルなど、コンテンツの種類すべてを内部的に「投稿タイプ」と呼びます。投稿タイプは種類をまとめる上位の呼び名で、最初から組み込まれた標準の「投稿」に対し、自分やテーマ・プラグインが追加したものがカスタム投稿タイプです。

「投稿タイプ」の階層構造

固定ページもカスタム投稿タイプも、すべて『投稿タイプ』という総称の下にある

投稿タイプ(コンテンツの種類の総称)

標準(最初から組み込み)

  • 投稿(ブログ記事)
  • 固定ページ(会社概要など)
  • 添付ファイル(画像など)

カスタム投稿タイプ(自分で追加)

  • 事例
  • 製品
  • スタッフ など

固定ページとカスタム投稿タイプは、上下関係ではなく「投稿タイプ」の下の兄弟(標準か、後から追加かの違い)

標準の投稿との違いは次のように整理できます。

比較軸投稿(標準)カスタム投稿タイプ
数1種類だけ(最初からある)いくつでも追加できる(事例・製品など)
分類共有のカテゴリー・タグを使う専用の分類(カスタム分類)を持てる
ブログ一覧・RSS既定で流れる別建ての一覧。ブログ記事と混ざらない
テンプレ・URLブログ記事用で共通種類ごとに専用デザイン・URLにできる

仕組みは投稿とほぼ同じで、ブログとは別のまとまりとして、投稿と同じ機能をもう一つ用意できると捉えると分かりやすくなります。

「事例なら固定ページでも作れるのに、なぜわざわざ別の種類が要るのか」と迷うところですが、固定ページとカスタム投稿タイプは性質がほぼ逆です。固定ページは増えない単独の1枚で、一覧やアーカイブ・分類を持ちません。対してカスタム投稿タイプは、同じ型のページが件数として増えていき、専用の一覧や独自の分類を持てます。性質としては固定ページよりも投稿に近いといえます。

単独・固定

固定ページ

  • 単独で完結する1枚
  • 原則として増えない
  • 一覧・アーカイブを持たない
  • 親子の階層で整理する
  • 例:会社概要・料金・問い合わせ
増える・別建て

カスタム投稿タイプ

  • 同じ型のページが増えていく
  • 専用の一覧・アーカイブを持てる
  • 独自の分類(カスタム分類)を付けられる
  • 性質は投稿に近い
  • 例:事例・製品・スタッフ
固定ページは「増えない単独ページ」、カスタム投稿タイプは「増えるまとまり」

判断はシンプルで、件数が増えて一覧で見せたいものはカスタム投稿タイプ、単独で完結し増えないものは固定ページです。会社概要を1件ずつ量産しないのと同じで、増えないものを無理にカスタム投稿タイプにする必要はありません。

04.添付ファイルページはなぜ勝手に増えるのか?

添付ファイルページは、画像やPDFをアップロードすると、そのファイル1つにつき1枚、自動で生成される個別ページです。中身はそのファイルだけで、記事のような本文はありません。WordPressのバージョンやテーマ・プラグインの設定によって、生成される場合とリダイレクトされる場合があります。

放置すると、画像1枚しか中身のない薄いページが画像の数だけ検索対象になり、サイト全体の品質評価を押し下げる要因になります。記事をたくさん公開しているサイトほど、知らないうちに数百ページ単位で増えていることがあります。

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運用上の注意
リダイレクトかnoindexで薄いページを増やさない

多くのSEO系プラグインには、添付ファイルページを画像本体や親記事へリダイレクトする設定があります。まずは自分のサイトで添付ファイルページが生成されているかを確認し、不要ならリダイレクトかnoindexで整理します。

05.カテゴリーとタグはどう使い分けるのか?

カテゴリーとタグは、どちらも投稿の分類ですが役割が違います。カテゴリーは大きな章立て、タグは横断キーワードと考えると整理できます。

  • カテゴリー:投稿に必ず1つ以上付く大分類です。本の章立てにあたり、数は3〜5程度に絞ると整理しやすくなります。階層(親子)も作れます。
  • タグ:複数のカテゴリーをまたいで使う横断キーワードです。任意で付けるもので、付けすぎると薄いタグ一覧が増えます。
大分類

カテゴリー

  • 投稿に必ず1つ以上付く
  • 本の章立てにあたる大分類
  • 3〜5程度に絞ると整理しやすい
  • 階層(親子)を作れる
横断キーワード

タグ

  • 任意で付ける横断キーワード
  • 複数のカテゴリーをまたいで使う
  • 付けすぎると薄い一覧が増える
  • 使わない運用も十分にあり
カテゴリーは骨格、タグは横断キーワード

実用的には、カテゴリーで骨格を作り、タグは本当に必要なときだけ補助的に使うのが扱いやすい形です。タグを使わない運用も十分にありえます。

06.トップページはどこで決まるのか?

「トップページを編集したいのに場所が分からない」も定番のつまずきです。WordPressのトップページは、「設定→表示設定」で2通りから選ぶ仕組みになっています。

  1. 固定ページをトップに割り当てる:企業サイトで多い形です。割り当てた固定ページを編集すればトップが変わります。
  2. 投稿の新着一覧をそのままトップにする:ブログ型サイトで多い形です。最新記事が自動で並びます。
トップページに何を表示したい?
  • 会社案内など固定の内容
    固定ページをトップに割り当てる
    企業サイトに多い。その固定ページが編集場所
  • 最新記事の一覧
    投稿の新着一覧をトップにする
    ブログ型に多い。記事が自動で並ぶ
「設定→表示設定」で、トップに何を表示するかを選ぶ

トップの編集場所が分からないときは、まず表示設定を見て、どちらの方式かを確認するのが近道です。固定ページ方式なら、その固定ページが編集場所そのものです。

07.よくある質問(FAQ)

アーカイブページは自分で作る必要がありますか?

作る必要はありません。投稿にカテゴリーやタグを設定すると、WordPressが自動で一覧ページを生成します。

やるべきは新規作成ではなく、不要な分類を整理し、中身の薄いアーカイブにはnoindexや説明文を加えて品質を保つことです。

カスタム投稿タイプは導入したほうがいいですか?

事例・製品・スタッフのように、ブログ記事とは別建てで一覧やテンプレートを持たせたいまとまりがあるなら有効です。

一方、種類をむやみに増やすと管理画面が複雑になり、保守も難しくなります。まずは投稿のカテゴリーで足りないかを検討し、本当に別建てが必要なときだけ使うのがおすすめです。

添付ファイルページは放置すると何が問題ですか?

画像1枚しか中身がない薄いページが大量に検索対象になり、サイト全体の品質評価を下げる要因になります。

対策は、SEO系プラグインの設定で添付ファイルページを画像本体や親記事へリダイレクトするか、noindexにすることです。多くのSEOプラグインに専用の設定項目があります。

カテゴリーとタグ、両方使わないといけませんか?

必須ではありません。カテゴリーは投稿に必ず1つ付くため最低限の整理として使い、タグは横断キーワードが必要なときだけ補助的に使うのが実用的です。タグを乱立させると薄いアーカイブが増えるため、使わない運用も十分にありえます。

トップページを編集する場所が分かりません。どこですか?

まず「設定→表示設定」で、トップページが固定ページか投稿一覧かを確認します。

固定ページが割り当てられていれば、その固定ページを編集します。投稿一覧が表示されている場合は、テーマのカスタマイザーやテンプレートで見た目を調整します。

08.まとめ

紛らわしいページは、自動で作られるもの(アーカイブ・添付ファイルページ)と自分で設定するもの(カスタム投稿タイプ・カテゴリー・タグ)に分けると整理できます。前者は薄いページを増やさないようnoindexやリダイレクトで管理し、後者は増やしすぎないことが基本です。

こうしたページの整理は、一度やって終わりではなく、記事が増えるほど継続的な判断が必要になります。プラグインの肥大化やカテゴリーの乱立など、運用全体でつまずきやすいポイントはWordPress運用でよくある10の課題と対策にまとめています。社内に専任の担当者を置きにくい場合は、こうした整理ごと任せられる継続運用代行を使うのも現実的な選択肢です。弊社では TANTOU という AI 活用型の運用代行で、カテゴリー整理・noindex設計・内部リンクから記事制作・リード獲得導線までを一気通貫で支援しています。

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澤田 翔太(Shota Sawada)
この記事を書いた人

澤田 翔太

株式会社クリプタル 代表取締役

1988年生まれ、慶應義塾大学卒。創業メンバーとして関わった株式会社セールスサポートを株式会社ネオマーケティング(東証STD 4196)に売却。株式会社クリプタルでも複数の事業立ち上げと売却を経験し、2022年9月には婚活・恋愛メディア「シッテク」「婚活会議」を株式会社ベビーカレンダー(東証GRT 7363)へ売却。現在はAI業務支援事業、TANTOU事業、グロースハック支援事業、メディア事業、SEOコンサルティング事業を手がける。