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OpenAI Codex 進化の年表|2021年から2026年9月まで


OpenAI Codex の進化を、新しい順に整理しました。2026 年 9 月 1 日の Codex CLI 0.152.0、8 月のエージェント・ダッシュボード追加と GPT-5.6 Sol の期間限定値下げ、7 月に Codex でも選べるようになった GPT-5.6 から、6 月の Codex Remote 一般提供、codex-plugin-cc(3 月)、GPT-5.x-Codex 系列、Codex CLI / Codex Cloud(2025 年 4-5 月)、初代 Codex(2021 年 8 月)まで、主要マイルストーンを並べています。

公開2026.05.09
最終更新2026.09.02
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AI × 開発効率化OpenAI Codex 年表

OpenAI Codex
進化の年表

C
本記事の結論
新しい順に読む年表

OpenAI Codex は、2021 年の旧 Codex(GPT-3 ベース)と GitHub Copilot 採用から、 2025 年 4 月の Codex CLI オープンソース化を経て、2026 年には Claude Code と相互運用する codex-plugin-cc まで、ほぼ毎月のペースで進化を続けています。 本記事は、Codex の主要マイルストーンを年表形式で 1 か所に集約しました。

01.時系列アップデート

OpenAI Codex は、2021 年に発表された旧 Codex モデル(GPT-3 ベース)と、 2025 年 4 月にゼロから書き直された Codex CLI 以降の新しい世代の 2 つに分かれます。 Codex は「モデル」「ローカル CLI」「Cloud agent」「IDE 拡張」「外部 plugin(Claude Code 向け)」と、 提供形態が広がっており、いずれか一系統だけを追っても全体像が見えにくいので、 本記事ではモデルとプロダクトを同じ時間軸で並べています。 まず以下の二軸タイムラインで全体像を確認してください。

図:Codex モデルと Codex プロダクト・統合の二軸進化(新しい順)
モデル(Codex / 関連 GPT)
時期
プロダクト / 外部統合
2026.09
Codex CLI 0.152.0 / 0.152.1(Vim モードの検索・レート制限バナー・MCP のツール別出力上限)
GPT-5.6 Sol の期間限定値下げ(Codex クレジットも対象)
2026.08
Codex CLI 0.146.1〜0.151.0(エージェント・ダッシュボード、Bedrock Runtime 対応)
GPT-5.6(Codex で選択可能に)
2026.07
Codex CLI 0.144.x〜0.145.0(利用枠 banking 継続・音声入力対応)
GPT-5.6(限定プレビュー)
2026.06
Codex Remote GA・Bedrock 対応・利用枠リセット banking 化
2026.05
Codex Goal Mode 既定化・会話履歴検索(CLI)
GPT-5.5(Codex 基盤に)
2026.04
Codex 全プロダクトで GPT-5.5 利用可
2026.03
codex-plugin-cc(Claude Code から Codex を呼び出し)
GPT-5.3-Codex / Spark
2026.02
Cursor / VS Code に native 対応
GPT-5.2-Codex
2025.12
GPT-5.1-Codex-Max
2025.11
長時間タスク・トークン効率重視
GPT-5-Codex
2025.09
API 経由での提供開始
2025.06
ChatGPT Plus で Codex Cloud 提供
codex-1(o3 ベース)
2025.05
Codex Cloud(research preview)
2025.04
Codex CLI(オープンソース)
2023.03
旧 Codex API 廃止
Codex(GPT-3 ベース)
2021.08
API 公開
2021.06
GitHub Copilot テクニカルプレビュー(Codex 採用)

オレンジで強調した行は、当年表でとくに節目とする出来事です(旧 Codex 公開・Codex CLI オープンソース化・codex-plugin-cc 公開・2026 年 7 月の GPT-5.6 投入)。

Codex で利用される OpenAI モデルのコーディング性能は、SWE-bench Verified スコアで把握できます。 2025 年 8 月の GPT-5(74.9%)から 2026 年 2 月の GPT-5.3-Codex(78.0%)まで、 Codex 系列のチューニング更新を挟みながらスコアは段階的に伸びています。 2026 年 4 月に Codex の基盤となった GPT-5.5 と、7 月に Codex でも選べるようになった GPT-5.6 は、 いずれも OpenAI が SWE-Bench Pro や Terminal-Bench を中心に公表しており、 SWE-bench Verified の同一基準値が公表されていないためチャートからは除外しています。

図:Codex で利用される OpenAI モデルの SWE-bench Verified スコア推移(出典:OpenAI 公式発表)
起点
74.9%
2025.08 / GPT-5
最新
78.0%
2026.02 / GPT-5.3-Codex
スコア差
+3.1 pt
2025.082026.02
2025.08
GPT-5
2025.11
GPT-5.1-Codex-Max
2026.02
GPT-5.3-Codex

SWE-bench Verified は 500 件のソフトウェア工学タスクで、AI が GitHub Issue を解決できるかを測るベンチマークです。各スコアはモデル発表時の OpenAI 公式値(スコアをクリックで該当ページへ)。

ChatGPT / GPT モデル全体の進化、Anthropic 側の Claude / Claude Code の進化は、別記事にまとめています。

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02.2026 春〜初秋:GPT-5.5 基盤化・GPT-5.6 投入・エージェント運用の整備

2026 前半:GPT-5.3-Codex から GPT-5.5 の基盤化まで

2026 年に入ってからの大きなトピックは 3 つあります。 1 つ目はモデル側で、Codex 専用のフラッグシップ GPT-5.3-Codex が 2 月 5 日に公開され、 4 月 24 日には新フラッグシップ GPT-5.5 が Codex の基盤モデルになりました。 2 つ目はプロダクト側で、3 月 30 日に Anthropic の Claude Code から Codex を呼び出すための公式 plugin、codex-plugin-cc が公開されました。 3 つ目は 5 月の自走機能の整備で、Codex CLI が Goal Mode を既定化し、会話履歴検索を加えています。

6〜7 月:提供チャネルの拡大と利用枠の banking 化

6 月は提供チャネルと運用面の更新が中心でした。Amazon Bedrock 対応(6/1)・Sites プラグイン(6/2)に続き、 6 月 25 日にはスマホから接続済みの Mac / Windows の作業を進められる Codex Remote が一般提供になりました。 あわせて、利用量計測の異常をきっかけに、利用枠リセットを蓄積して使える banking(バンク)方式が導入されています(6/11)。 モデル面では 6 月 26 日にGPT-5.6 が Sol / Terra / Luna の 3 ティアで限定プレビューを開始し、6 月末時点では Codex の公式チェンジログにまだ記載がありませんでしたが、 7 月 9 日の一般提供と同時にCodex でも GPT-5.6 を選べるようになりました。Codex CLI は 7 月も 0.144.0 から 0.145.0 まで継続して更新されています。

8 月:エージェント・ダッシュボードと期間限定の値下げ

8 月の Codex CLI は 0.146.1 から 0.151.0 まで更新が続き、ターミナル操作と 外部ツール連携(MCP)の整備が中心になりました。実行中のタスクを一覧・管理できる 対話型のエージェント・ダッシュボード(0.149.0)、セッションのフォークと復元(0.148.0)、 MCP の結果をモデルに渡す前に拡張機能が検査・差し替えできる仕組み(0.151.0)と、 複数のエージェントを同時に走らせる前提の機能が続いています。料金面では、8 月 21 日の GPT-5.6 Sol 値下げが Codex クレジットにも適用されました(公式アナウンスの表現は「今後 3 か月間」)。

9 月:Codex CLI 0.152.0 / 0.152.1

9 月に入ってからの更新は 9 月 1 日の 0.152.0 / 0.152.1 です。0.152.0 では Vim モードに/? の検索が加わり、 利用枠の上限に達したときに次の選択肢を示すバナー、MCP のツール別の出力上限、 シェルコマンドのタイムアウト設定など、長時間走らせたときに詰まりやすい箇所が整理されました。 同日の 0.152.1 は、承認レビューがモデル側のメタデータにある Node REPL のポリシーを 尊重するようにした修正です。

時期出来事ハイライト
2026 年 9 月 1 日Codex CLI 0.152.0 / 0.152.1Vim モードの検索(/?)、利用枠の上限を 知らせるバナー、MCP のツール別出力上限、シェルコマンドのタイムアウト設定を追加。 0.152.1 は承認レビューが Node REPL のポリシーを尊重するよう修正(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 8 月 29 日Codex CLI 0.151.0MCP ツール検出の猶予時間を設定可能にし、拡張機能がモデルに渡る前の MCP 結果を 検査・差し替え可能に。プラグインカタログの扱いとサンドボックスの挙動も改善(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 8 月 21 日GPT-5.6 Sol の値下げが Codex クレジットにも適用100 万トークンあたり入力 $5 → $4、出力 $30 → $20。公式アナウンスの表現は「今後 3 か月間」で、 API・Codex クレジット・ChatGPT Work が対象(出典:OpenAI 公式コミュニティのアナウンス
2026 年 8 月中旬〜下旬Codex CLI 0.148.0 / 0.149.x / 0.150.x対話型のエージェント・ダッシュボード、作業ディレクトリ操作コマンド、セッションのフォークと復元、 会話の Markdown 書き出し、Amazon Bedrock Runtime 対応、実行中コマンドへの割り込みフック(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 8 月上旬Codex CLI 0.146.1 / 0.147.0サイバー能力の高いモデルでの自動レビュー既定値を安全側へ変更。持ち運び可能な Agent Plugins、 シークレットの秘匿強化、MCP 2026-07-28 プロトコルへのオプトイン対応(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 7 月 21 日Codex CLI 0.145.0ページ送り可能なスレッド履歴、Bedrock ログイン・カスタムエンドポイント対応、 音声入力・リアルタイムストリーミング会話、マルチエージェント V2 の安定化(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 7 月 16-18 日Codex CLI 0.144.5 / 0.144.6危険コマンド検知の強化、GPT-5.6 系のバンドル済みインストラクション更新、 コンテキストウィンドウ表記を 272,000 トークンに修正(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 7 月 9 日GPT-5.6 が Codex でも一般提供開始Codex CLI 0.144.0 で利用枠リセットのクレジット詳細表示、writes 承認モードを追加(出典:OpenAI 公式チェンジログ
2026 年 6 月 26 日GPT-5.6 が限定プレビュー開始Sol / Terra / Luna の 3 ティア。Codex への投入は 6 月末時点で未掲載(推奨は GPT-5.5 系のまま)
2026 年 6 月 25 日Codex Remote 一般提供スマホから接続済みの Mac / Windows の作業を開始・継続し、進捗確認や承認まで行える
2026 年 6 月 11 日利用枠リセットの banking 化計測異常を受け、Plus / Pro 向けにリセットを蓄積して任意のタイミングで使える方式を導入(Codex アプリ v26.611)
2026 年 6 月 1-2 日Bedrock 対応・Sites プラグインモデルプロバイダに Amazon Bedrock を指定可能(6/1)。サイト・社内ツールを作成・デプロイする Sites プラグインをプレビュー公開(6/2)

月単位の OpenAI / Codex の動きは、別記事にもまとめています。あわせてご覧ください。

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時期出来事ハイライト
2026 年 5 月 26 日Codex CLI 会話履歴検索を追加過去の会話を本文一致で検索。--profile を正準セレクタ化、MCP の OAuth 対応も追加(v0.134.0)
2026 年 5 月 21 日Codex Goal Mode が既定化実験扱いを外し、Codex アプリ / IDE 拡張 / CLI で既定有効。目標達成まで数時間〜数日の自走に対応(v0.133.0)
2026 年 4 月 24 日GPT-5.5 が Codex の基盤モデルにChatGPT・API・Codex CLI / IDE / Cloud で利用可。NVIDIA GB200 NVL72 基盤で稼働、GPT-5.4 より少ないトークンで同等以上の結果
2026 年 3 月 30 日codex-plugin-cc 公開Claude Code から /codex:review・/codex:adversarial-review・/codex:rescue で Codex を呼び出せる MCP server
2026 年 2 月 5 日GPT-5.3-Codex 公開Codex 専用の最上位モデル。Cursor / VS Code に native 対応、25% 高速化

5 月単月の OpenAI の発表(GPT-5.5 Instant の既定モデル化、ChatGPT for Excel / Google Sheets の一般提供、Codex の Goal Mode 既定化)は、別記事にまとめています。

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03.2025 末-2026 冬:GPT-5.x-Codex 系列の連続更新

2025 年 11 月以降、Codex 専用に最適化されたモデルが立て続けに登場しました。 とくに GPT-5.1-Codex-Max は「長時間タスク向け」の方向性を明確に打ち出し、 プロジェクト規模の作業を自走させる用途を強化しています。

時期出来事ハイライト
2025 年 12 月 18 日GPT-5.2-Codex 公開GPT-5.2 を Codex 用にさらにチューニング
2025 年 12 月 11 日GPT-5.2 公開(Codex でも利用可)Code Red 体制で前倒し公開された汎用フラッグシップ
2025 年 11 月 19 日GPT-5.1-Codex-Max 公開長時間・プロジェクト規模向けの agentic コーディングモデル。token 効率を重視
2025 年 11 月 12 日GPT-5.1 公開(Codex でも利用可)Instant / Thinking、8 種類のパーソナリティ選択を導入

この時期に、Codex のモデル選択画面では「Auto」「Fast」「Max」のような用途別表示が定着しました。 プロジェクト規模の作業を回す場合は Max(GPT-5.1-Codex-Max など)、対話的な作業は Fast、 という棲み分けで運用するチームが増えています。

04.2025 後半:GPT-5-Codex と IDE 拡張

2025 年 9 月の GPT-5-Codex 公開以降、Codex は Codex CLI 単体ではなく、 IDE 拡張・Codex Cloud・ChatGPT 経由の Codex タブを横断する「コーディングエージェント基盤」へと位置づけが変わりました。

時期出来事ハイライト
2025 年 9 月 23 日GPT-5-Codex 公開GPT-5 を Codex 用に最適化、エージェント的な実装作業に特化。API 経由でも提供開始
2025 年 8 月 7 日GPT-5 公開(Codex でも利用可)ChatGPT・API・GitHub Models で同時提供。SWE-bench Verified 74.9%
2025 年 6 月 3 日Codex を ChatGPT Plus にも提供開始それまで Pro 限定だった Codex Cloud が Plus でも利用可能に

この時期から、Codex IDE 拡張が VS Code・Cursor・Windsurf などの VS Code 互換エディタで利用可能になり、 ローカル CLI と Cloud agent をエディタから直接呼び出せる環境が整いました。

05.2025 前半:Codex CLI と Codex Cloud の登場

2025 年 4 月 16 日、OpenAI は Codex CLI を Rust でゼロから書き直し、オープンソースとして公開しました。 旧 Codex(GPT-3 ベース)の名前を再利用しつつ、中身は完全に別物のターミナルコーディングエージェントです。 翌月 5 月 16 日には Codex Cloud(research preview)が公開され、ローカル CLI とクラウド agent の二系統が揃いました。

時期出来事ハイライト
2025 年 5 月 16 日Codex Cloud(research preview)公開クラウド環境で並列タスクをこなす agent。codex-1(o3 ベース)で稼働、各タスクは隔離コンテナで実行
2025 年 4 月 16 日Codex CLI(オープンソース)公開Rust で書き直された軽量ターミナルコーディングエージェント。npm(@openai/codex)または Homebrew でインストール

Codex CLI は npm の月間ダウンロード数が 2025 年 4 月の 8.2 万から 2026 年 3 月には 1,453 万まで伸び、 週間アクティブユーザー数は 300 万を超えたと OpenAI が公表しています。 対する Anthropic の Claude Code は同じ時期にターミナル系コーディングエージェントとして急成長しており、 両者は事実上の双璧となっています。

06.2021-2023:旧 Codex(GPT-3 ベース)と GitHub Copilot

Codex の名前自体は、2025 年の Codex CLI が初出ではありません。 2021 年 8 月、OpenAI は GPT-3 をソースコードで追加学習させたモデルを「Codex」として公開しました。 この旧 Codex は GitHub Copilot のテクニカルプレビューを支えるエンジンとして採用され、 AI コード補完の最初の本格商用化を担いました。

時期出来事ハイライト
2023 年 3 月旧 Codex API 廃止GPT-3 ベースの旧 Codex モデルが API から退役。後継は GPT-4 系で対応
2021 年 8 月 10 日Codex(GPT-3 ベース)公開公開された GitHub リポジトリ 5,400 万件・159 GB の Python コードで追加学習
2021 年 6 月 29 日GitHub Copilot テクニカルプレビューCodex を基盤に、VS Code などの IDE で AI コード補完を提供する「AI pair programmer」として登場

旧 Codex は 2023 年 3 月に API から退役しましたが、 2025 年 4 月の Codex CLI 公開で「Codex」の名前が再利用される形で復活した経緯があります。 2026 年 2 月には GitHub Copilot 側でも GPT-5.3-Codex がデフォルトモデルとして提供されるなど、 Codex は OpenAI 本体プロダクトと GitHub Copilot の両方で生き続けています。

07.これからの要チェックポイント

2026 年 9 月時点で観測ポイントとして注視している項目を、 本年表の更新時に拾うべきトピックとして残します。

  • GPT-5.6-Codex 系列の有無: 2026 年 7 月に Codex でも選べるようになった GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)が、 汎用モデルのまま使われ続けるか、Codex 専用にチューニングした 5.6-Codex 系が別途登場するか
  • 利用枠運用の安定化: 計測異常を受けて導入された banking 方式と、無料 / Go の月次リセットが定着するか。 再発防止やクレジット周りの調整がどう案内されるか
  • Codex クレジットの単価: 2026 年 8 月 21 日に始まった GPT-5.6 Sol の値下げは「今後 3 か月間」とだけ案内されており、 Codex クレジットも対象です。終了日がいつ告知され、標準料金へ戻るか、据え置かれるか
  • 複数エージェントの同時運用: 8 月に加わったエージェント・ダッシュボードとセッション間のメッセージ送信が、 単発タスクの委譲から常時複数を走らせる運用へどこまで実用化されるか
  • codex-plugin-cc の機能拡張: 現状 review / adversarial-review / rescue の 3 コマンドだが、 編集タスク委譲・テスト実行委譲などへ拡張されるか
  • Codex Cloud の自走範囲: 現状の隔離コンテナ単発タスクから、長時間 routine 的な実行へどう広がるか
  • GitHub Copilot との関係: GPT-5.3-Codex が GitHub Copilot 側でもデフォルトになり、Codex / Copilot の機能差がどう設計されるか
  • JetBrains IDE 統合の浸透: 2026 年 1 月に発表された JetBrains 系での Codex 統合が、Cursor / VS Code に並ぶ採用層を獲得するか
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08.よくある質問(FAQ)

「Codex」と聞いたとき、2021 年版と 2025 年版のどちらを指していますか?

2026 年現在では、ほぼすべて 2025 年 4 月にオープンソース公開された新しい Codex(Codex CLI / Codex Cloud / Codex IDE 拡張)を指します。 2021 年の旧 Codex(GPT-3 ベース)は 2023 年 3 月に API 廃止済みで、 現在は GPT-5.x-Codex 系列がその後継を担っています。

Codex CLI と Codex Cloud はどう違いますか?

Codex CLI はローカルマシンのターミナルで動く軽量コーディングエージェント、 Codex Cloud はクラウド側の隔離コンテナで並列タスクをこなす agent です。 ローカルでの対話的な作業は CLI、長時間タスクや CI 風の自動化は Cloud、 と棲み分ける運用が一般的です。

GPT-5-Codex / GPT-5.x-Codex は通常の GPT-5 と何が違いますか?

Codex 系は同世代の GPT-5 ベースモデルを、ソフトウェア工学タスク (プロジェクト構築・機能追加・バグ修正・大規模リファクタリング・コードレビュー)でさらに後段学習したチューニング版です。 プロジェクト規模の自走作業や、テスト・リント・デバッグの繰り返しに強みがあります。

Codex は Claude Code と一緒に使えますか?

2026 年 3 月 30 日に OpenAI が公開した codex-plugin-cc を Claude Code に追加すると、 Claude Code 内から /codex:review / /codex:adversarial-review / /codex:rescue で Codex を呼び出せます。 書き手と査読者を別モデルにして相互レビューするワークフローに使えます。

Codex はどの IDE で使えますか?

Codex IDE 拡張は VS Code・Cursor・Windsurf などの VS Code 互換エディタに対応しています。 2026 年 1 月以降は JetBrains 系 IDE でも Codex 統合が提供され、 IntelliJ IDEA・GoLand・PyCharm などからも利用できます。 ChatGPT Plus・Pro・Business・Edu・Enterprise の各プランに Codex 利用枠が含まれます。

GitHub Copilot と Codex はどう違いますか?

GitHub Copilot は IDE に特化した AI ペアプログラマーで、 Codex は CLI / Cloud / IDE / plugin と提供形態が広いコーディングエージェント基盤です。 両者は同じ OpenAI モデル(GPT-5.x-Codex など)を共有することが多く、 2026 年 2 月以降は GPT-5.3-Codex が GitHub Copilot 側でも GA で利用可能になっています。

2026 年 7 月時点の Codex の最新アップデートは何ですか?

モデル面では、6 月 26 日に限定プレビューだった GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)が、7 月 9 日の一般提供と同時にCodexでも選べるようになりました。プロダクト面では、Codex CLI が 0.144.0 から 0.145.0 まで継続して更新され、 ページ送り可能なスレッド履歴、Amazon Bedrock ログイン・カスタムエンドポイント対応、 音声入力・リアルタイムストリーミング会話、マルチエージェント V2 の安定化などが加わっています。

09.まとめ

OpenAI Codex は、2021 年 8 月の旧 Codex(GPT-3 ベース)と GitHub Copilot 採用から、2023 年の旧 API 廃止を経て、 2025 年 4 月の Codex CLI オープンソース化で「ターミナルコーディングエージェント」として復活しました。 2025 年 9 月の GPT-5-Codex 公開以降は、Codex 専用にチューニングされたモデルが GPT-5.1-Codex-Max → GPT-5.2-Codex → GPT-5.3-Codex と立て続けに更新され、2026 年 4 月には新フラッグシップ GPT-5.5 が Codex の基盤になりました。 SWE-bench Verified スコアも GPT-5(74.9%)から GPT-5.3-Codex(78.0%)まで段階的に伸びています(GPT-5.5 は OpenAI が SWE-Bench Pro 58.6% を中心に公表しているため、Verified の年表には含めていません)。 2026 年 3 月には Anthropic の Claude Code から Codex を呼び出す codex-plugin-cc が公開され、 5 月には Codex CLI が Goal Mode を既定化して、目標を渡して数時間〜数日自走させる方向を強めています。 6 月は Amazon Bedrock 対応・Codex Remote の一般提供・利用枠リセットの banking 化と運用面の更新が中心で、 モデル面では 6 月 26 日に GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)が限定プレビューを開始しました。 7 月 9 日の一般提供と同時に Codex でも GPT-5.6 を選べるようになり、CLI は 0.144.0 から 0.145.0 まで 継続して更新されています。8 月は CLI が 0.146.1 から 0.151.0 まで更新が続き、 エージェント・ダッシュボードやセッションのフォークなど、複数のエージェントを同時に走らせる前提の 機能が加わりました。料金面では 8 月 21 日の GPT-5.6 Sol 値下げが Codex クレジットにも適用されています (公式アナウンスの表現は「今後 3 か月間」)。9 月 1 日の 0.152.0 / 0.152.1 では、 Vim モードの検索と利用枠上限のバナー、MCP のツール別出力上限など、長時間の自走で詰まりやすい 箇所の整備が続いています。

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澤田 翔太(Shota Sawada)
この記事を書いた人

澤田 翔太

株式会社クリプタル 代表取締役

1988年生まれ、慶應義塾大学卒。創業メンバーとして関わった株式会社セールスサポートを株式会社ネオマーケティング(東証STD 4196)に売却。株式会社クリプタルでも複数の事業立ち上げと売却を経験し、2022年9月には婚活・恋愛メディア「シッテク」「婚活会議」を株式会社ベビーカレンダー(東証GRT 7363)へ売却。現在はAI業務支援事業、TANTOU事業、グロースハック支援事業、メディア事業、SEOコンサルティング事業を手がける。