AI × 開発効率化Claude / Claude Code / Anthropic

Claude・Claude Code 進化の年表|2023年から2026年9月まで


Anthropic の Claude と Claude Code の進化を、新しい順に整理しました。2026 年 9 月 1 日の Claude Fable 5.1 / Mythos 5.1、8 月の電子透かし導入と Auto Mode の既定化、7 月の Claude Opus 5 と Fable 5 の提供再開から、Claude 4 系、Claude Code の主要機能、MCP 公開、Claude 1 / 2 / 3 までの節目を年表で追います。

公開2026.05.09
最終更新2026.09.02
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AI × 開発効率化Claude・Claude Code 年表

Claude / Claude Code
進化の年表

C
本記事の結論
新しい順に読む年表

Anthropic の Claude と、AI コーディングエージェントである Claude Code は、 2023 年から 2026 年にかけて、モデルとツール両面で月次に近いペースで進化を続けています。 本記事は、その主要マイルストーンを年表形式で 1 か所に集約しました。

01.時系列アップデート

Claude と Claude Code の進化は、モデル世代の更新(Opus / Sonnet / Haiku)と、 Claude Code 側のエコシステム拡張(MCP / Subagents / Hooks / Skills / Plugins / Agent Teams / Routines / Managed Agents)が、 互いに食い違いながら進んでいます。 いずれか一方だけを追っても全体像が見えにくいので、本記事ではモデルとツールを同じ時間軸で並べています。 まず以下の二軸タイムラインで全体像を確認してください。

図:Claude(モデル)と Claude Code / エコシステム拡張の二軸進化(新しい順)
モデル(Claude)
時期
Claude Code / エコシステム
Claude Fable 5.1・Claude Mythos 5.1
2026.09
Claude Code が Fable 5.1 を既定 Fable に追加(v2.1.257)
新モデルなし・生成テキストへの電子透かし導入・Sonnet 5 の値上げ撤回
2026.08
Auto Mode が Pro / Max / Team の既定に・computer use / browser use / Agent Skills が正式提供
Claude Opus 5 公開・Fable 5 は全世界、Mythos 5 は米国内の一部組織で提供再開
2026.07
Claude Code が Opus 5 を既定 Opus に追加(v2.1.219)
Claude Fable 5(一般公開→米政府指示で停止)・Claude Mythos 5(限定提供)
2026.06
Claude Code が /model fable に対応(v2.1.170)
Claude Opus 4.8
2026.05
Dynamic Workflows・Agent View・security-guidance plugin・Auto Mode(Pro 拡大)・Code with Claude 2026
Claude Opus 4.7・Claude Mythos Preview
2026.04
Routines・Claude Code Desktop 刷新・Claude Design
Opus 4.6 / Sonnet 4.6
2026.02
Agent Teams
Claude Opus 4.5
2025.11
Claude Haiku 4.5
2025.10
Plugins / Skills
2025.09
Hooks
Claude Opus 4.1
2025.08
2025.07
Subagents
Claude 4(Opus 4 / Sonnet 4)
2025.05
Code with Claude 2025
Claude 3.7 Sonnet
2025.02
Claude Code(研究プレビュー)
2024.11
Model Context Protocol(MCP)公開
Claude 3.5 Sonnet(new)/ Haiku 3.5
2024.10
computer use(研究プレビュー)
Claude 3.5 Sonnet
2024.06
Claude 3 ファミリー(Opus / Sonnet / Haiku)
2024.03
Claude 2.1(200K context)
2023.11
Claude 2(100K context)
2023.07
Claude 1(公開)
2023.03
Anthropic 設立
2021

オレンジで強調した行は、当年表でとくに節目とする出来事です(Claude Fable 5 一般公開・Code with Claude 2026・Claude Code リリース・Claude 3 ファミリー登場)。

モデル世代の進化は、コーディング性能の代表ベンチマークSWE-bench Verifiedのスコア推移にも反映されています。 2024 年 6 月の Claude 3.5 Sonnet(33.4%)から、2026 年 6 月の Claude Fable 5(95.0%)まで、約 2 年でスコアは 2.8 倍に伸びました。

図:Claude モデルの SWE-bench Verified スコア推移(出典:Anthropic 公式発表)
起点
33.4%
2024.06 / Claude 3.5 Sonnet
最新
95.0%
2026.06 / Claude Fable 5
スコア倍率(約2年)
×2.8
2024.062026.06
2024.06
Claude 3.5 Sonnet
2024.10
Claude 3.5 Sonnet (new)
2025.02
Claude 3.7 Sonnet
2025.05
Claude Opus 4
2025.08
Claude Opus 4.1
2025.11
Claude Opus 4.5
2026.02
Claude Opus 4.6
2026.04
Claude Opus 4.7
2026.05
Claude Opus 4.8
2026.06
Claude Fable 5

SWE-bench Verified は 500 件のソフトウェア工学タスクで、AI が GitHub Issue を解決できるかを測るベンチマークです。各スコアはモデル発表時の Anthropic 公式値(スコアをクリックで該当ブログへ)。

2026 年 7 月 24 日に公開された Claude Opus 5 は、公式発表がベンチマークを相対比較 (他モデルとの差分)として公表しており、SWE-bench Verified の絶対スコアが確認できていないため、 本図には含めていません。発表ごとの詳細は、別記事にまとめています。

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02.2026 年 6-9 月:Fable 5 の公開・停止・再開と Opus 5・Fable 5.1

2026 年 6 月 9 日(米国時間)、Anthropic はClaude Fable 5を一般公開しました。4 月の Claude Mythos Preview 以来、能力の高さを理由に一般公開が 見送られてきた Mythos 級の能力を、高リスク領域のリクエストだけ Claude Opus 4.8 に応答させる セーフガード付きで開放したもので、一般提供モデルの最高性能を更新しました。 ただし、この一般公開は長くは続きませんでした。公開から約 96 時間後、米政府の輸出関連の指示を受けて Fable 5 と Mythos 5 はオフラインになりました。その後、2026 年 7 月 1 日に Fable 5 は全世界向け、Mythos 5 は米国内の一部組織向けに再開しています。さらに 7 月 24 日には新モデル Claude Opus 5 が公開されました。 8 月は新モデルの公開がない代わりに、生成テキストへの電子透かし導入と Claude Code の Auto Mode 既定化という運用面の変更が入り、9 月 1 日には Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 が公開されています。

時期出来事ハイライト
2026 年 9 月 1 日Claude Fable 5.1 / Mythos 5.1 公開既定で 100 万トークンのコンテキスト、最大 12 万 8,000 トークンの出力。料金は Fable 5 と同じ 入力 $10・出力 $50(100 万トークンあたり)で、キャッシュ読み取りは $0.25 と 他モデルの 4 分の 1 の倍率。生成テキストへの電子透かしに対応(出典:Claude Platform の API リリースノート
2026 年 9 月 1 日Claude Code 2.1.257 が Fable 5.1 を既定に既定の Fable モデルを Claude Fable 5.1 へ変更。セッション単位で推論の強さを変える/effort s、 時刻表示・タイムゾーンの設定、サブエージェントのモデルを一括指定する環境変数を追加。 Auto Mode には、クラウドのメタデータ資格情報の取得・通信制限の回避・他テナントへの到達を 自動承認しない規則と、作業ディレクトリ外を初めて読むときの確認が入りました(出典:Claude Code の公式チェンジログ
2026 年 8 月 14 日電子透かしの導入・Auto Mode の既定化Claude の生成テキストへ読者に見えない透かしを埋め込む方式を公開し、2026 年 8 月 2 日以降に 公開されるモデルへ順次適用(出典:Anthropic 公式発表)。同日、Claude Code の Auto Mode が Pro / Max / Team の既定に
2026 年 8 月 10 日Claude Sonnet 5 の値上げを撤回9 月 1 日に予定していた入力 $3・出力 $15 への引き上げを取りやめ、入力 $2・出力 $10 が 標準料金に(出典:Claude Platform の料金ページ
2026 年 8 月 7 日Fable 5 の生物学セーフガードを緩和分類器のルールを書き直し、生物学関連の差し戻しを約 85% 削減。ウイルス学・毒性学・ 分子設計といった二重用途の依頼は引き続き Opus 5 へ(出典:Anthropic 公式発表
2026 年 7 月 24 日Claude Opus 5 公開標準料金は Opus 4.8 と同額(100 万トークンあたり入力 $5・出力 $25)。Claude Max では既定の Opus モデルに。CursorBench 3.2 では Fable 5 の最高スコアと 0.5% 以内の差(出典:Anthropic 公式発表
2026 年 7 月 1 日Fable 5 / Mythos 5 の提供を再開Fable 5 は Claude Platform・claude.ai・Claude Code・Claude Cowork で全世界のユーザーに提供。 Mythos 5 は米国内の一部組織向けに再開。 新しい安全性分類器が Amazon 報告のバイパス手法を 99% 超のケースで防止(出典:Anthropic 公式発表
2026 年 6 月中旬Fable 5 / Mythos 5 が一時停止公開から約 96 時間後、米政府の輸出関連の指示(ジェイルブレイクの懸念)により、Fable 5 と Mythos 5 がオフラインに外国籍ユーザー(外国籍の従業員を含む)へのアクセス停止を含む
2026 年 6 月 9 日Claude Fable 5 一般公開Mythos 級の一般提供モデル。SWE-bench Verified 95.0%・SWE-bench Pro 80.3%。 コンテキストウィンドウは既定で 100 万トークン、料金は入力 $10・出力 $50(100 万トークンあたり)。 サイバーセキュリティ・生物学/化学・蒸留に関わるリクエストは分類器が検知し、Opus 4.8 が代わりに応答(出典:Anthropic 公式発表
2026 年 6 月 9 日Claude Mythos 5 限定提供Fable 5 と同じ能力を分類器なしで提供する Claude Mythos Preview の後継。Project Glasswing の承認顧客限定で、今後は一部の生物学研究者にも開放予定
2026 年 6 月 9 日Claude Code が Fable 5 に対応v2.1.170 以降で /model fable。既定モデルにはならず、 分類器が反応したリクエストは Opus 4.8 で自動的に再実行される

Fable 5 で見つかったジェイルブレイク(制限回避)の懸念を理由に、米政府の輸出関連の指示により Fable 5 と Mythos 5 は公開から約 96 時間でオフラインになりました。外国籍ユーザー(外国籍の従業員を含む)への アクセス停止を含む措置で、Anthropic は「狭いジェイルブレイクの可能性が、数億人に提供中の商用モデルを 回収する理由になるべきではない」と異議を示しています。約 3 週間の一時停止を経て、 2026 年 7 月 1 日には Fable 5 が全世界のユーザー向け、Mythos 5 が米国内の一部組織向けに再開し、 7 月 24 日には新モデル Claude Opus 5 も公開されました。

8 月はモデルの公開がなく、代わりに使い方の前提が動いた月です。生成テキストへの電子透かしは EU AI Act への対応として導入され、Claude Sonnet 5 は 9 月 1 日に予定されていた 5 割の値上げが 撤回されました。Fable 5 の生物学セーフガードも、日常的な健康の質問や教育目的の生物学を 差し戻してしまう問題を受けて緩和されています。そして 9 月 1 日、Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 が公開され、Fable 5 と同じ料金のままキャッシュ読み取りが 100 万トークンあたり $0.25 まで下がりました。長い前提を繰り返し読ませる使い方では、 ここが実コストの差になります。Claude Code も同日の 2.1.257 で既定の Fable モデルを 5.1 に切り替え、Auto Mode で自動承認しない操作の範囲を広げています。

03.2026 春:Code with Claude 2026 と 5 月後半の Claude Code 更新

Code with Claude 2026 で発表されたもの

2026 年 5 月 6 日、サンフランシスコで開催された Code with Claude 2026 は、 新モデル発表を見送り、計算資源確保と自走機能で「オーケストレーションする AI」へ舵を切った発表になりました。

カテゴリ発表ステータス
計算資源SpaceX Colossus 1 提携(220,000 GPU・300 MW)1 か月以内に順次オンライン化
Managed AgentsDreaming(自動メモリ整理)research preview
Managed AgentsOutcomes(rubric 採点で自走)public beta
Managed AgentsMulti-agent Orchestrationpublic beta
Claude Code(エンタープライズ)Code Review / CI auto-fix / Security Reviews / Remote Agents段階展開
Claude Code WebRoutines(cron / Webhook 駆動)2026/04/14 先行リリース、CwC2026 で改めて取り上げ
Claude CodeAuto Mode(人間承認ゲート付き自律実行)2026/05/05 公開。セーフな操作は自動進行、リスク操作だけ人間承認。2 段階分類でオーバーヘッドを最小化
Claude Code/goal コマンド(完了条件ドリブンの自走)CLI 2.1.139 で追加。/goal <条件> で設定したコンプリーション条件を、 ターン終了ごとに別の小さく高速なモデル(既定は Haiku)が評価し、満たされるまで Claude が自動で次ターンを開始。 対話・-p(headless)・Remote Control いずれでも動作

同時に発表された利用枠の変更

利用枠の変更も同時に発表されています。Pro / Max / Team / Enterprise で Claude Code の 5 時間あたり利用上限が 2 倍化、Pro / Max のピーク時間帯のレート制限は撤廃、 Opus API の利用上限も大幅に引き上げられました。 前年比で API トラフィックが 17 倍に達したことも公表されています。 詳細は Anthropic 2026年5月発表まとめで整理しています。

5 月後半の Claude Code の週次更新

Code with Claude 2026 の後も、Claude Code は 5 月内に週次で更新が続きました。 月末の第 22 週(5 月 25〜29 日)には、新モデルClaude Opus 4.8への切り替えと同時に、大きなタスクを多数のサブエージェントへ分解して走らせる Dynamic Workflows が公開されています。

時期出来事ハイライト
2026 年 5 月 28 日Dynamic Workflows(research preview)「workflow」を含む依頼で Claude がオーケストレーション用スクリプトを生成し、 数十〜数百のサブエージェントにタスクを分解してバックグラウンド実行。 コードベース全体の監査や大規模移行向けで、/workflows で実行を管理
2026 年 5 月 28 日security-guidance pluginClaude 自身の変更を脆弱性観点でレビューし、同一セッション内で修正。 編集ごとの高速パターン検査・ターン終了時のモデルレビュー・commit / push 時の踏み込んだレビューの 3 段で、公式 marketplace から導入
2026 年 5 月 18〜22 日Auto Mode を Pro プランへ拡大Auto Mode が Pro アカウントでも動作し、Opus に加え Sonnet 4.6 にも対応。/usage がプラン上限の内訳(Skill / Subagent / Plugin / MCP サーバー別)を表示し、 不具合を報告する /code-review コマンドも追加
2026 年 5 月 11〜15 日Agent View(claude agentsclaude agents で全セッションを 1 画面に集約し、稼働中・入力待ち・完了を一覧化。 fast mode が Opus 4.7 を既定化、/goal も同週に追加

04.2025 末-2026 春:Opus 4.5 から 4.8 と Agent Teams

2025 年末から 2026 年春にかけて、Opus 系列が 4.5 → 4.6 → 4.7 → 4.8 と短期間で更新され、Sonnet 4.6 も追従しました。 最新の Opus 4.8 は 2026 年 5 月 28 日公開で、Opus 4.7 から約 6 週間での更新です。 Claude Code 側では Agent Teams が導入され、複数エージェントの協調実行が標準化されています。

時期出来事ハイライト
2026 年 5 月 28 日Claude Opus 4.8 公開agentic coding の新既定モデル。SWE-bench Verified 88.6%(4.7 比 +1.0pt)、より難しい SWE-bench Pro は 69.2%(同 +4.9pt)。 high effort が既定で、最難タスクは /effort xhigh。標準料金は 4.7 と据え置き(100 万トークンあたり入力 $5・出力 $25)、 fast mode は $10/$50 に値下げ。Anthropic は「Honest Reasoning」を掲げ、誤りや裏づけのない主張を出しにくくなったとしています。Opus 4.7 公開から約 6 週間での更新(出典:Anthropic 公式発表、fast mode 等は Claude Code 公式
2026 年 4 月 8 日Claude Mythos Preview 公開(コードネーム Capybara)Anthropic 最高水準のモデル。サイバーセキュリティ分野で突出した能力を持ち、主要 OS・ブラウザ全域で数千件のゼロデイ脆弱性を自律的に発見。初回エクスプロイト成功率 83% 超。Apple・Amazon・JPMorgan Chase・Palo Alto Networks などに限定公開。Project Glasswing(防衛的セキュリティ活用)と同時展開。Google Cloud Vertex AI でも提供
2026 年 4 月 15 日Claude Code Desktop App 刷新並列セッション対応の新 UI。セッションサイドバー・ドラッグ&ドロップレイアウト・統合ターミナル・in-app ファイルエディタ・刷新 diff ビューア・拡張プレビューペイン(HTML / PDF 対応)。Mac / Windows で GA
2026 年 4 月 17 日Claude Design(Anthropic Labs)Opus 4.7 ベースのビジュアル生成ツール。デザイン・プロトタイプ・スライド・ワンページャーを Claude と協力して作成。Opus 4.7 の高解像度ビジョン機能を活用
2026 年 4 月 16 日Claude Opus 4.7 公開agentic coding 用途の主役候補。トークン消費の傾向、長時間タスクでの自信過剰など評価が割れる
2026 年 2 月 17 日Claude Sonnet 4.6 公開コスト対性能の主力モデルとして採用が広がる
2026 年 2 月 5 日Claude Opus 4.6 公開Opus 系列のさらなる更新
2026 年 2 月Agent Teams(Claude Code)複数 Subagent を協調させて 1 タスクを進める仕組みを Claude Code 内で標準化
2025 年 11 月 24 日Claude Opus 4.5 公開Opus 4 系列の上位アップデート

Anthropic 自身も Code with Claude 2026 で 「Opus を advisor、Sonnet を実行に置く」 advisor 戦略を推しており、 Sonnet 4.6 を主力に据えつつ難所だけ Opus 4.8 に切り替える、 小さいモデルへの委譲と組み合わせる構成が今後の標準になりそうです。

05.2025 後半:Claude Code 拡張機能の整備(Subagents / Hooks / Plugins / Skills)

2025 年後半は、Claude Code が単なる対話型 CLI から、 役割分担と自動化の仕組みを内包したエージェント基盤に拡張された時期です。Subagents・Hooks・Plugins・Skills が立て続けに追加され、 チームでの運用標準化が現実的になりました。

時期出来事ハイライト
2025 年 10 月 15 日Claude Haiku 4.5 公開Haiku 系の Claude 4 世代版
2025 年 10 月Plugins と SkillsSkill = 再利用可能なワークフローの Markdown 定義、Plugin = Skill / Subagent / Command の配布単位
2025 年 9 月Hooksツール呼び出し前後・セッション開始終了などのライフサイクルでスクリプトを発火
2025 年 8 月Claude Opus 4.1 公開Opus 系の小幅改善版
2025 年 7 月Subagents独立した context を持つミニエージェントを起動し、特定タスクを並列で進められる

Subagents・Hooks・Skills の組み合わせにより、Claude Code は 「自分の作業の標準化」 「危険操作の制御」 「複雑タスクの並列化」 を 1 つの環境で実現できる構成になりました。 Plugin はこれらを配布可能な束にする役割で、 2026 年に入って codex-plugin-cc のような外部ツール連携 Plugin もここに乗っています。

06.2025 前半:Claude 3.7・Claude Code 登場と Claude 4

2025 年 2 月には、Claude 3.7 Sonnet と同時に Claude Code が研究プレビューとしてリリースされました。 ターミナル上で動く AI コーディングエージェントは、当初は対話と編集ができる軽量ツールでしたが、 ここから 2026 年までの 1 年強で 176 件以上の更新が積み上がっています。 5 月には Code with Claude 2025 で Claude 4(Opus 4 / Sonnet 4)が発表されました。

時期出来事ハイライト
2025 年 5 月 22 日Claude Sonnet 4 / Opus 4 を公開Code with Claude 2025(SF)で発表。Claude 4 系列の起点
2025 年 2 月 24 日Claude 3.7 Sonnet と Claude Code を公開extended thinking モード、ターミナル上の AI コーディングエージェント Claude Code が研究プレビューで登場

07.2024:Claude 3 ファミリーと MCP の公開

2024 年は、3 サイズ(Haiku / Sonnet / Opus)でラインナップを揃える戦略が確立した年です。 年末には Model Context Protocol(MCP)がオープンソースで公開され、 後の Claude Code エコシステム拡張の前提が整いました。

時期出来事ハイライト
2024 年 11 月Model Context Protocol(MCP)公開AI ツール統合のオープン仕様。後に Claude Code・Codex・他 IDE が広く採用
2024 年 10 月 22 日Claude 3.5 Sonnet(new)/ Haiku 3.5 / computer use 公開コンピュータ操作 API(computer use)が研究プレビューで登場
2024 年 6 月 20 日Claude 3.5 Sonnet 公開Anthropic ベンチマークで Claude 3 Opus を上回る性能を提示
2024 年 3 月 4 日Claude 3 ファミリー公開Haiku / Sonnet / Opus の 3 サイズ展開を確立

MCP の登場は、AI コーディングエージェントが外部ツール・データに統一プロトコルでアクセスできる土台を作った点で、後の Skills や Plugins の前提になっています。 AI 向けの USB-C と表現されることが多い仕様です。

08.2021-2023:Anthropic 設立と Claude 1 / 2

Anthropic は 2021 年に Dario Amodei 氏と Daniela Amodei 氏らによって設立された AI 安全性研究会社です。 最初の Claude は 2023 年 3 月に公開されました。 Claude 2 では context window が 100K トークンに拡張され、Claude 2.1 ではさらに 200K まで広がりました。

時期出来事ハイライト
2023 年 11 月 21 日Claude 2.1 を公開context window を 200K に拡張、ハルシネーション率の改善も発表
2023 年 7 月 11 日Claude 2 を公開100K トークンの context window で長文処理に強みを示す
2023 年 3 月Claude 1 を公開Anthropic 初の対外向けモデル。当時は API・限定ベータでの提供
2021 年Anthropic 設立OpenAI 出身の Amodei 兄妹を中心に AI 安全性研究を掲げて創業

09.これからの要チェックポイント

2026 年 9 月時点で、今後の続報を確認したいポイントは次のとおりです。

  • Outcomes の Claude Code 対応時期: Managed Agents の public beta から Claude Code の /outcome 系コマンドに降りてくると、 自走の主流が Claude Code 側に戻るかが注目点です
  • Dreaming の一般提供(generally available)への移行時期: 現在の研究プレビューから一般提供に進む際、メモリ整理対象が CLAUDE.md / Skills / Desktop 設定どこまで広がるか
  • Routines の料金体系の確定: 1 日 15 ジョブの無料枠が運用初期の数字なのか、長期で固定なのかを引き続き確認します
  • advisor 戦略の標準化: Opus を advisor、Sonnet を実行に置く構成が、Skills / Plugin / Managed Agents で標準パターン化されるか
  • 5 世代モデルの並走: 2026 年 9 月時点で、Opus 5・Fable 5.1・Mythos 5.1 に加え、旧版の Fable 5・Mythos 5 も 料金表に残る状態になりました。Sonnet / Haiku を含む他サイズが 5 世代へ移行するかが注目点です
  • 電子透かしの適用範囲と検出手段: 2026 年 8 月 2 日より前に公開されたモデルへの透かし追加がいつ完了するか。 対象組織限定の検出 API が、一般の事業者にも開かれるか
  • Auto Mode の既定値: 7 月に Manual へ戻した既定値を 8 月に Auto へ振り直した経緯があり、 今後も揺れる可能性があります。事故の報告と、それを受けた調整の有無を確認します
  • Fable 5 の他チャネルへの展開: 2026 年 7 月 1 日に全面再開した Fable 5 は、Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry での再開が「できるだけ早く」と案内されたまま、実際にいつ揃うか
  • Opus 5 のベンチマーク詳細: 公式発表は他モデルとの相対比較を中心に公表しており、SWE-bench Verified などの絶対スコアが 追加で公表されるか
  • SpaceX 軌道上 AI 計算資源: 関心表明にとどまっている軌道上 AI 計算資源が具体的な提携・契約に進むか
  • Claude Mythos 5 の利用範囲拡大: 分類器なしの Mythos 5 は Project Glasswing の承認顧客限定で、今後は一部の生物学研究者にも開放予定です。 より広い対象に向けた trusted access program(信頼ベースの利用申請制度)がいつ・どの審査基準で整うかを引き続き確認します
  • Claude Design の正式リリースと他プランへの展開: Anthropic Labs のプロダクトとして始まった Claude Design が、Claude.ai の標準機能に統合されるか
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10.よくある質問(FAQ)

Code with Claude 2026 では新モデルは発表されましたか?

新モデル発表はありませんでした。代わりに SpaceX Colossus 1 の計算資源 利用契約と、 Managed Agents の Dreaming・Outcomes・Multi-agent Orchestration、 Code Review / CI auto-fix / Security Reviews / Remote Agents などが発表されました。 Claude Code の Routines は 4 月 14 日に先行リリース済みで、本イベントでも改めて取り上げられました。 詳細は別記事に整理しています。

2026 年 9 月時点で最新の Claude モデルは何ですか?

2026 年 9 月 1 日公開の Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 です。既定で 100 万トークンのコンテキストと最大 12 万 8,000 トークンの出力に対応し、料金は Fable 5 と同じ 100 万トークンあたり入力 $10・出力 $50 です。キャッシュ読み取りは $0.25 で、 他モデルの 0.1 倍に対して 0.025 倍と大きく下がっています。Opus 級では 2026 年 7 月 24 日公開の Claude Opus 5 が最新で、標準料金は Opus 4.8 と同額 (入力 $5・出力 $25)です(Anthropic 公式発表)。用途に応じて Opus 5・Fable 5.1・分類器なしの Mythos 5.1 が並走している状態です。

Claude Fable 5 と Claude Mythos 5 の違いは何ですか?

2 つは同じ能力のモデルで、違いは安全分類器の有無と提供範囲です。 Fable 5 は分類器付きで一般提供され、高リスク領域のリクエストは Claude Opus 4.8 に応答させます。 Mythos 5 は分類器なしの限定提供で、Project Glasswing の承認顧客と、今後は一部の生物学研究者が対象です。 料金はどちらも 100 万トークンあたり入力 $10・出力 $50 です。

Claude が初めて公開されたのはいつですか?

2023 年 3 月に Claude 1 が初めて公開されました。 当時は API と限定ベータでの提供で、一般向けの本格普及は Claude 2(2023 年 7 月)以降です。

Claude Code はいつ登場しましたか?

2025 年 2 月 24 日、Claude 3.7 Sonnet と同時に研究プレビューとして公開されました。 当初はターミナル上で動く対話型コーディングエージェントでしたが、 2025 年内に Subagents / Hooks / Plugins / Skills が次々追加され、エージェント基盤に拡張されています。

Claude のモデル名(Haiku / Sonnet / Opus)の違いは何ですか?

Claude 3 以降、各世代は 3 サイズで提供されます。 Haiku が最も軽量で高速、Sonnet が中位でコスト対性能の主力、Opus が最大規模で複雑タスクに向きます。 Claude 4 系列以降は Opus を「advisor」、Sonnet を「実行」に置く組み合わせが推奨されています。

MCP(Model Context Protocol)とは何ですか?

Anthropic が 2024 年 11 月に公開した、AI が外部ツール・データに接続するためのオープンな統一プロトコルです。 AI 向けの USB-C と表現されることが多く、Claude Code・Codex・他 IDE が広く採用しています。 Claude Code の Skills や Plugins の前提として機能しています。

/goal コマンドとは何ですか?Auto Mode との違いは?

/goal は Claude Code 2.1.139 で追加された、コンプリーション条件ドリブンの自走機能です。/goal <条件> でセッションスコープの条件を設定すると、各ターン終了後に小さく高速なモデル (既定は Haiku)が条件成立をイエス/ノーで判定し、成立するまで Claude が自動で次のターンを開始し続けます。 Auto Mode が「ツール呼び出しごとの確認」を削減するのに対し、/goal は「ターンごとの確認」を削減する位置づけで、 両者を組み合わせると無人での連続実行が可能になります。-p(headless)と Remote Control でも動作します。

Claude Code の Subagents・Hooks・Plugins・Skills は何が違いますか?

Skills は再利用可能なワークフローの Markdown 定義(slash command として呼び出せるマクロのようなもの)、 Subagents は独立 context を持つミニエージェントで並列タスクを担います。 Hooks はツール呼び出し前後などのライフサイクルでスクリプトを発火させる決定論的な制御で、 Plugins は Skills / Subagents / Commands を 1 つに束ねた配布単位です。

11.まとめ

Anthropic の Claude は、2023 年 3 月の Claude 1 公開から、Claude 2(100K context)、Claude 3 ファミリー、Claude 4 シリーズ、2026 年 5 月 28 日の Claude Opus 4.8 へと、モデル世代を四半期〜半年単位で重ねてきました。 2026 年 6 月 9 日には、Mythos 級の能力をセーフガード付きで開放した Claude Fable 5 が一般公開され、一般提供モデルの最高性能が大きく更新されました。公開から約 96 時間後、ジェイルブレイクの懸念を理由とする米政府の輸出関連の指示でオフラインになったものの、2026 年 7 月 1 日に全面的に再開され、7 月 24 日には新モデル Claude Opus 5 も公開されています。 Claude Code は 2025 年 2 月のリリース以降、MCP・Subagents・Hooks・Plugins・Skills・Agent Teams・Routines を順に追加してきました。 2026 年 5 月の Code with Claude 2026 では Managed Agents 側で Dreaming / Outcomes / Multi-agent Orchestration、Claude Code 本体側で Code Review / CI auto-fix / Security Reviews / Remote Agents が公開され、月末には Dynamic Workflows・Agent View・security-guidance plugin も加わりました。7 月には Opus 5 が既定 Opus モデルとして追加されています。 8 月は新モデルの公開がなく、生成テキストへの電子透かし導入・Auto Mode の既定化・ Claude Sonnet 5 の値上げ撤回といった運用面の変更が続き、9 月 1 日には Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 が公開されました。

AI・AIエージェント活用 基礎知識集

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澤田 翔太(Shota Sawada)
この記事を書いた人

澤田 翔太

株式会社クリプタル 代表取締役

1988年生まれ、慶應義塾大学卒。創業メンバーとして関わった株式会社セールスサポートを株式会社ネオマーケティング(東証STD 4196)に売却。株式会社クリプタルでも複数の事業立ち上げと売却を経験し、2022年9月には婚活・恋愛メディア「シッテク」「婚活会議」を株式会社ベビーカレンダー(東証GRT 7363)へ売却。現在はAI業務支援事業、TANTOU事業、グロースハック支援事業、メディア事業、SEOコンサルティング事業を手がける。