AI × 開発効率化Anthropicのデザイン機能 / できること・使い方・料金

Claude Designとは|できること・使い方・料金・始め方とClaude Code連携


Claude Design は、Anthropic が 2026 年 4 月に公開した、Claude と対話しながらデザインやプロトタイプ・スライドを作れるビジュアル制作機能です。ターミナルで動く Claude Code とは別物で、ブラウザ上の「キャンバス」で動きます。本記事では、Claude Design で何が作れるか、どう使うか、料金と始め方、デザインシステムの取り込みや Claude Code へのハンドオフまでを、公式の一次情報をもとに整理します。Figma や Canva・v0 との違い、研究プレビューゆえの注意点もあわせて押さえます。

公開2026.06.24
最終更新2026.06.24
読了 13 分 / 約4,400
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AI × 開発効率化できること・使い方・料金・始め方

Claude Designとは
使い方・料金・始め方

Claude Design(クロードデザイン)は、Anthropic が 2026 年 4 月 17 日に公開した、Claude と対話しながらデザインやプロトタイプ・スライドを作れるビジュアル制作機能です。これまで Claude の出力は基本的に文章でしたが、Claude Design はブラウザ上に「キャンバス」を与え、見た目のあるものを作って磨けるようにしたものです。

名前が似ているため混同されがちですが、ターミナルで動くコーディングエージェントのClaude Codeとは別物です。本記事では、Claude Design で何が作れるか、どう使うか、料金と始め方、デザインシステムの取り込みや Claude Code へのハンドオフまでを、公式の一次情報をもとに整理します。

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本記事の結論
Claude Designは「早期デザインの相棒」。仕上げは既存ツール、実装はClaude Codeへ渡す

Claude Design は、対話で素早くラフ案・プロトタイプ・スライドを作る早期デザインの相棒です。Figma や Canva を置き換えるものではなく、たたき台や探索の入口として使い、精緻な仕上げは既存ツールで、実装は/designで Claude Code へ渡す。料金は Claude Pro・Max・Team・Enterprise に含まれ(無料版では使えません)、claude.ai/designから始められます。

01.まず結論:早期デザインの相棒。実装はClaude Codeへ渡す

Claude Design は、ゼロから完璧な成果物を作るツールというより、頭の中のイメージを素早く形にして方向性を探る「早期デザイン」に強い機能です。出てきた案を会話で磨き、よければスライドや資料として書き出したり、実装は Claude Code へ渡したりできます。位置づけを最初に押さえておくと、過度な期待や用途違いを避けられます。

Claude Designの基本フロー。対話でラフ案を作って磨き、用途に応じて書き出すか、Claude Codeへ渡して実装する。
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    対話でラフ案を作る

    作りたいものを言葉で伝え、キャンバス上にデザイン案を出す。複数の方向性を素早く比較できる。

  2. 2
    会話と直接編集で磨く

    チャット・インラインコメント・直接編集・調整スライダーで、納得いくまで仕上げる。

  3. 3
    書き出す/実装へ渡す

    PPTX・PDF・HTMLなどに書き出すか、/designでClaude Codeへハンドオフして実装に移る。

02.Claude Designとは|Claude Code・Artifactsとの違い

Claude Design は、Anthropic Labs が公開した研究プレビューの機能で、画面は「左にチャット、右にライブキャンバス」の2ペイン構成です。チャットで指示し、右のキャンバスに反映される結果を見ながら磨いていきます。Claude の他の仕組みとは、次のように役割が分かれます。

機能役割動く場所
Claude Design対話でデザイン・プロト・スライドを作るビジュアル制作ブラウザ(キャンバス)
Claude Codeコードを読み書きするコーディングエージェントターミナル
Artifactsチャットの回答として成果物(コード・文書)を生成・表示チャット画面の中
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名前の整理
「Design=見た目を作る」「Code=コードを書く」

迷ったら、Claude Design は「見た目を作る」、Claude Code は「コードを書く」と分けて覚えると確実です。両者は/designコマンドとハンドオフでつながっており、デザイン → 実装の流れを1つのワークフローで回せます。Claude Code 側でフロントエンドを作るときの道具立ては、Claude Codeでフロントエンド・UIを作る|frontend-designとデザインの型づくりで整理しています。あわせてご覧ください。

03.何が作れるか|プロト・スライド・LP・フロンティアデザイン

Claude Design は、用途の幅が広いのが特徴です。公式が挙げる主な制作物は次のとおりです。

カテゴリ内容例・書き出し
プロトタイプクリックして動く試作。ユーザーテスト用に共有できる共有リンク
ワイヤー・モック画面構成や機能フローの設計。開発へのハンドオフ向けClaude Codeへ
デザイン探索複数の方向性を素早く出して比較する案の並列比較
スライド・プレゼン提案資料・ピッチデッキPPTX・Canva連携
マーケ素材ランディングページ・SNS素材HTML・画像
フロンティアデザイン音声・動画・3DなどAIならではの実験的な表現実験的出力

スライド作成の用途は特に人気で、提案資料やピッチデッキをラフから素早く形にできます。書き出しは Canva・PDF・PPTX・HTML・フォルダなどに対応し、Adobe・Gamma・Miro・Replit・Vercel・Wix といった外部サービスへの受け渡し先も用意されています。

04.使い方|2ペインと5ステップ

使い方はシンプルで、公式の手順は5つのステップにまとまります。左のチャットで指示し、右のキャンバスで結果を見ながら磨く、という往復が基本です。

手順やることポイント
1プロジェクトを作る目的や参考資料など、文脈をまとめて渡す
2作りたいものを言葉で伝えるラフでよい。方向性を複数試せる
3出てきた案を確認する右のキャンバスで見た目を確認
4会話・コメント・編集で磨くチャット/インラインコメント/直接編集/調整スライダー
5書き出す・共有する・渡すPPTX等に書き出し、または/designでClaude Codeへ

仕上げの調整は、文章での指示だけでなく、要素を直接編集したり、Claude が用意する調整用のスライダーを動かしたりと、複数の方法が選べます。細かい修正はインラインコメントで指示でき、デザインツールに近い感覚で詰められます。

05.デザインシステムの取り込み

Claude Design の要のひとつが、デザインシステムの取り込みです。コードベースやデザインファイル、GitHub リポジトリから、配色・タイポグラフィ・コンポーネントといった「自社の基準」を読み込ませると、以降の生成はその基準に沿い、出力をチェックして自動で補正してくれます。複数のデザインシステムを取り込むこともできます。

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ブランドの一貫性
基準を取り込むほど、出力は「自社らしく」なる

デザインシステムを与えないと、出力は「機能はするが汎用的」な見た目になりがちです。逆に基準を取り込むほど、ブランドに沿った一貫したアウトプットになります。Enterprise では、管理者が標準のデザインシステムを承認し、編集をロックして、組織の成果物を基準に揃える運用もできます。

06.料金・始め方|無料枠の有無

始め方はかんたんで、claude.ai/designからすぐに使い始められます。料金は、Claude Pro・Max・Team・Enterprise の既存サブスクリプションに含まれ、別料金はかかりません。ただし無料版の Claude には含まれないため、利用には有料プランが必要です。

プランClaude Designの利用備考
無料版使えない有料プランへの加入が必要
Pro含まれる(別料金なし)個人向け。使用量の枠内で利用
Max含まれる(別料金なし)より多い使用量の枠
Team・Enterprise含まれる(別料金なし)Enterpriseは管理者が有効化・ブランド統制が可能

利用量は、チャットや Claude Code とは別枠の使用量として計測され、週ごとに利用者単位でリセットされます(チームで共有する枠ではありません)。枠を超える場合は、追加利用を別途購入できます。最新の仕様や対象プランは、Anthropic 公式の発表(Introducing Claude Design by Anthropic Labs)と製品ページ(Claude Design)で確認できます。

07.Claude Codeへのハンドオフ(/design)

Claude Design と Claude Code は、往復して使うように設計されています。Claude Design で仕上げたデザインは、ひとつの指示で渡せるハンドオフのまとまりにパッケージでき、Claude Code がそこから実装を引き継げます。Claude Code 側でも/designコマンドから、デザインプロジェクトの作成・編集・同期をターミナルを離れずに行えます。

これにより、「デザイナーが Claude Design で設計し、そのまま開発者が Claude Code で実装する」という分担が、ファイルの受け渡しなしで回せます。デザインと実装の境目にあった手戻りを減らせるのが、両者を組み合わせる最大の利点です。

08.注意点|研究プレビューの制約とFigma・v0との違い

Claude Design は研究プレビュー段階のため、便利さと同時に制約もあります。導入前に把握しておきたい点を整理します。

導入前に押さえておきたい注意点
  • Figmaの代わりではない:.figファイルの読み書きには対応せず、早期のラフ・探索向き
  • 仕上げは既存ツールで:精緻な作り込みはFigma等、Claude Designはたたき台として使う
  • 監査ログ・管理者向けの利用レポートやデータ所在地の指定は、まだ用意されていない
  • 大きなコードベースを読み込むと動作が重くなることがある
  • デザインシステムを与えないと、出力は汎用的な見た目になりやすい
  • コメントがまれに反映されないことがある(チャットに貼り直すと回避できる)

コード生成に特化した v0 とは目的が異なり、Claude Design はビジュアルの探索・設計に寄っています。「素早くたたき台を作って方向性を決める」「決まったデザインを実装へ渡す」という前段に向く機能だと捉えると、用途を外しません。

09.よくある質問(FAQ)

Claude Designは無料で使えますか?

無料版のClaudeには含まれておらず、Claude Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかの有料プランが必要です。これらのプランには別料金なしで含まれますが、利用はチャットやClaude Codeとは別枠の使用量として計測され、週ごとに利用者単位でリセットされます。枠を使い切った場合は、追加利用を別途購入できます。Enterpriseでは管理者が組織設定で有効化する必要があります。

Claude Designは日本語で使えますか?

使えます。Claudeは多言語に対応しているため、日本語で指示でき、日本語のスライドやLP・資料も作れます。ただし操作画面(UI)の表記は英語中心のことがあり、研究プレビュー段階のため表示は変わりえます。プロンプトと成果物を日本語で扱うぶんには問題ありません。

Claude DesignはFigmaやCanvaの代わりになりますか?

置き換えるものではなく、補完するものだとAnthropic自身が位置づけています。Claude Designは早期のラフ案やデザイン探索・プロトタイプを素早く作るのが得意で、Figmaの.figファイルの読み書きには対応していません。仕上げや精緻な作り込みは従来のデザインツールで行い、Claude Designは入口やたたき台として使うのが現実的です。コード生成に特化したv0とも目的が異なり、Claude Designはビジュアルの探索・設計に寄っています。

Claude DesignとClaude Codeは何が違いますか?

Claude Designはブラウザ上で対話しながらデザインを作るビジュアル制作機能、Claude Codeはターミナルで動くコーディングエージェントです。役割が分かれており、Claude Designで設計したデザインは、ハンドオフのまとまりや/designコマンドでClaude Codeに渡して実装に移ります。デザインはClaude Design、コードはClaude Code、と覚えると整理できます。

10.Claude Designを、自社の制作フローに落とし込む

Claude Design は、早期のデザインを素早く形にし、デザインシステムで自社らしさを与え、決まったものは Claude Code へ渡して実装する。この流れを押さえれば、提案資料づくりから画面の試作まで、制作の入口を大きく速くできます。仕上げは既存のデザインツール、という割り切りも、使いこなしの近道です。

とはいえ、どの工程を Claude Design に任せ、デザインシステムをどう整え、Claude Code での実装へどうつなぐかは、チームの体制や扱う案件によって変わります。弊社では、AI をフル活用した開発・制作の体制づくりを、ツールの選定からデザインから実装までのワークフロー設計、安全に運用するための取り決めまで伴走して支援しています。Claude Design や Claude Code を自社にどう取り入れるかでお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。

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Claude DesignやClaude Codeを使った、デザインから実装までのワークフローづくりを実務で伴走しています。ツールの選定からデザインシステムの整備、安全に運用するための取り決め、チームへの定着までお手伝いします。お気軽にお問い合わせください。

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澤田 翔太(Shota Sawada)
この記事を書いた人

澤田 翔太

株式会社クリプタル 代表取締役

1988年生まれ、慶應義塾大学卒。創業メンバーとして関わった株式会社セールスサポートを株式会社ネオマーケティング(東証STD 4196)に売却。株式会社クリプタルでも複数の事業立ち上げと売却を経験し、2022年9月には婚活・恋愛メディア「シッテク」「婚活会議」を株式会社ベビーカレンダー(東証GRT 7363)へ売却。現在はAI業務支援事業、TANTOU事業、グロースハック支援事業、メディア事業、SEOコンサルティング事業を手がける。