ビットコインマイニング 損益分岐点モニター
ビットコインのマイニング原価(BTC1枚を掘る電力コスト)とBTC価格の推移を、難易度・価格の公開データから月次で自動計算してモニタリングします。価格が原価に近づくほどマイニング採算は悪化し、同じ電力をAI/HPCへ振り向ける誘因が高まる――その関係を、半減期の段差や機種別のブレークイーブンとあわせて一枚で確認できます。
基準月
2026年8月
BTC価格
$77,835
マイニング原価(中央値 5¢/kWh)
$60,037
マイニングマージン(価格−原価)
+$17,798(+30%)
マイニング原価とBTC価格の推移(半減期で段差・電気代で帯)
橙の帯が電気代3〜7¢/kWhでのマイニング原価、橙の実線がその中央値(5¢/kWh)、青がBTC価格です。 紫の縦線が半減期で、報酬が半分になるため原価がおよそ倍に跳ね上がります。価格が原価帯に潜るほど、マイニングの採算は悪いと読みます。
マイニング原価 = 電力のみ(効率 25 J/TH 想定)/ブロック報酬ベース 最新 2026-08出典: blockchain.info ↗
ネットワーク全体のハッシュレート・難易度の推移は、mempool.space Mining ↗で確認できます(マイナーの参入・撤退やネットワークの健全性の目安)。
機種別ブレークイーブン(マイニングが黒字になるBTC価格・最新月)
各ASICの電力効率(J/TH)でマイニングしたとき、電気代を売上で賄えるBTC価格です(電気代 5¢/kWh 中央値)。現在価格($77,835)が、その機種のブレークイーブンを下回っていれば採算割れ=停止・撤退やAIへの転用の対象になりやすい世代です。
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| マイニング機(効率) | ブレークイーブン(5¢/kWh) | 範囲(3〜7¢) | 現在価格との関係 |
|---|---|---|---|
| Bitdeer SEALMINER A4 Ultra Hydro (≈9.45 J/TH・水冷・最新) | $22,694 | $13,616〜$31,772 | 黒字圏 |
| Antminer S23 Hydro (≈9.5 J/TH・水冷) | $22,814 | $13,689〜$31,940 | 黒字圏 |
| Antminer S21 XP Hyd (≈12 J/TH・水冷) | $28,818 | $17,291〜$40,345 | 黒字圏 |
| Antminer S21 XP (≈13.5 J/TH・空冷) | $32,420 | $19,452〜$45,388 | 黒字圏 |
| Antminer S21 Pro (≈15 J/TH・空冷) | $36,022 | $21,613〜$50,431 | 黒字圏 |
| Whatsminer M60S (≈18.5 J/TH) | $44,428 | $26,657〜$62,199 | 黒字圏 |
| Antminer S19 XP (≈21.5 J/TH) | $51,632 | $30,979〜$72,285 | 黒字圏 |
| Antminer S19j Pro (≈29.5 J/TH) | $70,844 | $42,507〜$99,182 | 黒字圏 |
| Antminer S9 (≈98 J/TH・旧世代) | $235,347 | $141,208〜$329,486 | 採算割れ(価格<原価) |
※ 電力のみ・ブロック報酬ベースの目安です。効率(J/TH)はカタログ値で、実機・運用条件で前後します。
AIとマイニング、電力1MWあたりどちらが儲かるか
同じ1MWの電力を、ビットコインのマイニングに使うか、AI/HPCの データセンターに貸し出すか――年間の収益性(売上・粗利・粗利率)で比べます。 マイニング側は本ツールのライブデータ(効率25 J/TH・電気代5¢/kWh想定)から自動算出、AI側は リース市場の想定レンジ(出典: CBRE/datacenterHawk 2025)です。
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| 1MWあたり・年間 | ビットコインマイニング | AI/HPCリース |
|---|---|---|
| 売上 | $568k | $1.00M〜$2.00M |
| 粗利(売上−電力ほか) | $130k | $910k〜$1.19M |
| 粗利率の目安 | 23% | 65〜85% |
| 収益の質 | スポット連動・高ボラ | 長期契約・安定 |
いまはAIリースの方が、電力1MWあたりの利益・利益率ともに優位です。半減期と難易度上昇でマイニングの粗利が薄くなるほど、同じ電力をAIへ振り向ける誘因が 強まります。ただしAIへの転用には巨額の建設投資(液冷・光ファイバ)と時間が必要で、 フレアガスの僻地などAIに使えない立地もあるため、全社が一斉に転換するわけではありません。 なお効率の良い新世代機(例: Bitdeer SEALMINER A4 Ultra Hydro・Antminer S23 Hydro)を安い電力で回す場合のマイニング採算は、 上のブレンド値より良くなります。
※ いずれも電力・リース収益ベースの粗利の目安で、設備の減価償却・人件費・建設投資・ 手数料収入などは含みません。投資判断を勧めるものではありません。
「電力をAIに振り向ける」は簡単ではない(必要な投資)
「同じ電力をマイニングに使うかAIに使うか、切り替えるだけ」と考えると簡単そうですが、 実態はそうではありません。マイニング設備(ASIC)とAI設備(GPU)はまったくの別物で、転用には大きな設備投資と時間が要ります。さらに、収益の源になるハイパースケーラー(Microsoft・Google・AWS・Meta 等)やネオクラウド(CoreWeave 等)に 「信頼される」ことと、その前提となる大規模電力の確保・系統接続枠も 欠かせません。MARAのように「スイッチで切り替え」られるようにすること自体が、先行投資の上に 成り立っています。
AI設備への建て替えは別物・高コスト
AIデータセンターは、GPU・液冷・電源と冷却の冗長化・高速な光ファイバ接続が必要で、1MWあたりの建設費はマイニング小屋より桁違いに大きくなります(しばしば数百万ドル/MW規模)。マイニング用ASICをそのままAIに使うことはできません。
立ち上げに時間がかかる
用地・系統接続枠の確保から建設・GPU調達・テナント契約まで、AI向けの稼働開始には12〜24か月かかることも珍しくありません。採算が悪化した瞬間に全部AIへ動かせるわけではありません。
「切り替えられる仕組み」への投資が要る
MARAのようにマイニングとAIを需要・電気代次第で切り替えるには、両方に対応できるキャンパス設計や電力・冷却の二重化など、切替を可能にする仕組みそのものへ先行投資が必要です。柔軟性はタダではありません。
AIに使えない立地もある
フレアガスの僻地や送電網から遠い場所はマイニングには向きますが、光ファイバや信頼性を要するAIには使えません。だからマイニングの採算が悪くても、全社・全拠点が一斉にAIへ転換するわけではなく、立地・資金・系統の制約で段階的に進みます。
ハイパースケーラー/ネオクラウドに「信頼される」必要がある
AIデータセンターの収益は、ハイパースケーラー(Microsoft・Google・AWS・Meta 等)や、CoreWeave のようなネオクラウドという少数の大口テナントとの長期契約から生まれます。これらの相手は、サービス品質の保証(SLA=稼働率などを契約で約束する取り決め)・データセンターの信頼性等級(Tier III/IV=電源・冷却の冗長度が高いほど停止しにくい)・電力供給の確実性・財務の健全性(信用力)・運用実績で委託先を選ぶため、マイニング出身の事業者がいきなり選ばれるわけではありません。Core Scientific × CoreWeave や IREN × Microsoft のような契約を勝ち取れるかが、転換の成否を分けます。
大規模電力の確保・系統接続枠が最大の関門(=マイナーの強み)
AIデータセンターの最大のボトルネックは GPU ではなく電力です。数百MW〜GW級の電力と、年単位で待つ系統接続枠(interconnection queue)、長期の電力購入契約(PPA)を押さえられるかが事業の成否を握ります。皮肉にも、これは多くのマイナーが既に持っている資産(確保済みの電力・土地・接続枠)であり、彼らがAIへ転用しやすい最大の理由でもあります。逆に、安い大規模電力を確保できない事業者は、そもそもAIの事業に参入できません。
ハードウェアの大量調達もメーカー次第(ASIC・GPUとも)
ASICもGPUも、『資金さえあれば即・大量に買える』わけではありません。ASICはBitmain(Antminer)・MicroBT(Whatsminer)・Canaan(Avalon)との取引関係が、新世代機の優先割当・納期・価格を左右します(大手は自社ASIC内製化も。例: Bitdeer の SEALMINER)。GPUはさらに厳しく、NVIDIA の H100/H200/B200 は世界的に奪い合いの状態で、誰にどれだけ割り当てるか(アロケーション)が事実上の参入障壁です。ハイパースケーラーや有力ネオクラウドが優先供給を確保し、CoreWeave は NVIDIA の出資・割当を背景に台頭しました。後発のマイナーが大量のGPUを確保すること自体が難しく、マイニングで築いたASICの調達網が、そのままGPUの割当に直結するわけでもない――この調達競争が転用のハードルになります。
AIデータセンターの立地条件は、マイニングと違う
マイニングはとにかく安い電力を求めて僻地でも成立しますが、AIデータセンターは それだけでは足りません。大容量の光ファイバ・高密度GPUの冷却(液冷/水)・無停電の 電力品質・(用途次第で)利用者との近さが要ります。だから「安い電力がある」だけの マイニング拠点が、そのままAIに転用できるとは限りません。観点ごとに違いを並べます。
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| 観点 | ビットコインマイニング | AIデータセンター |
|---|---|---|
| 電力 | とにかく安いことが最優先。断続運転でも問題ない(デマンドレスポンスで出力を抑えて対価を得る)。 | 安さも重要だが、常時・高品質・冗長な大規模電力が前提。 |
| 立地の自由度 | 僻地でも構わない。フレアガスの油田・離島・送電網の末端でも成立する。 | 学習クラスタは比較的自由だが、推論/クラウド提供は人口・需要地への近接が要る。僻地すぎは不可。 |
| 通信(光ファイバ) | 回線は要るが帯域はごく僅か。ASIC 1台で 1Mbps 未満(1日10〜50MB程度)、数千台のマイニングファームでも合計 50Mbps 未満で、家庭用回線・4G・低軌道衛星(Starlink 等)でも足りる。必要なのは太さより低遅延・安定(取りこぼし=先に他者へ取られて無効になる計算結果を抑えるため遅延 100ms 未満が目安。静止衛星の約600msは不利)。 | 必要な帯域が桁違いに大きい。学習クラスタは GPU 1基あたり 400Gbps 級の専用接続(InfiniBand/Ethernet。最新世代は 800Gbps へ)、8基のサーバーで約 3.2Tbps(400Gbps×8)。外部回線も 100G〜Tbps 級で、冗長な複数経路と利用者への低遅延が要る。 |
| 冷却・水 | 空冷が中心で水はほぼ不要。ただし空冷ゆえ高温だと効率・故障率が悪化するため、外気冷却が使える寒冷地が有利(シベリア・カナダ・北欧などが選ばれる一因。ただし立地の主因は電気代・規制で、外気温は副次)。 | 高密度GPUで液冷・水冷/外気冷却が要る。取水・排熱の確保が立地条件になる。 |
| 稼働の連続性 | 止めても損失は機会損失のみ。系統の需給調整に協力しやすい。 | 止められない。サービス品質の保証(SLA)・高い信頼性等級(Tier III/IV)・無停電・冗長構成が要る。 |
| 利用者との距離(レイテンシ) | ほぼ重要でない(どこで掘っても採掘効率は同じ)。 | 推論/クラウド提供は近接が重要。学習(バッチ処理)は比較的寛容。 |
※ 通信は「帯域(太さ)」と「遅延・冗長(質)」が別物です。 マイニングは帯域がごく僅か(マイニングファームでも数十Mbps)で要点は低遅延・安定。AIは学習時のクラスタ内のGPU間通信が支配的で 1基 400Gbps 級・8基サーバーで約 3.2Tbps (InfiniBand/Ethernet)と桁違いになり、外部回線も含め「太い光ファイバ前提」の設計になります。 外部回線だけで見ても、マイニングファームの数十Mbps に対し AI は Tbps 級で、おおむね 1万〜10万倍の開きです。
※ 一般的な傾向の整理です。とくにAIの学習用クラスタは遅延に寛容なため、 電力の豊富なマイニング拠点でも転用の余地があります(だから一部のマイナーがAIへ動けます)。 一方で推論・クラウド提供は利用者への近接が要るため、転用できる立地は限られます。
主要マイナーのAIシフト状況(2026年8月(各社決算・公表情報))
上場マイナー各社が、確保した電力をマイニングに使い続けるか、AI/HPCへ転用するか―― そのスタンスを一望できます。MARAのようにマイニングとAIを電気代・需要次第で切り替える「両建て(スイッチ型)」の事業者もいます。株価・1年騰落は市場の評価(AI移行への期待度)の目安です。
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| 社(ティッカー) | スタンス | 株価(1年騰落) | 各社の動き |
|---|---|---|---|
| MARA(マラソン) MARA ↗ | マイニング⇄AI 切替(両建て) | $10.23 -44% | Long Ridge(505MW)とテキサスの最大2GW用地の取得契約、Starwood との提携を通じ、HPCとマイニングの双方に対応する基盤を拡大。両案件を含む潜在電力容量は約4.8GW。 |
| Core Scientific CORZ ↗ | AI主軸へ転換 | $16.07 -10% | CoreWeave に加えてAMDと約530MWを契約し、リース済み電力は約1.1GW。2026年7月半ば時点で437MWの課金を開始し、高密度データセンター事業を主軸に転換。 |
| IREN(旧 Iris Energy) IREN ↗ | AI主軸へ転換 | $36.82 -22% | Microsoft・NVIDIAとのAIクラウド契約を軸に、既存データセンターをASICからGPUへ移行中。Mirantisの買収契約でソフトウェア運用基盤も取り込み、統合型AIクラウドへ転換。 |
| Applied Digital APLD ↗ | AI主軸へ転換 | $24.29 +6% | AIデータセンター4拠点で計1.2GWの長期リースを契約し、5拠点目でも210MWを追加。クラウド事業はChronoScaleとして分離し、データセンターの設計・建設・賃貸に集中。 |
| Cipher Digital CIFR ↗ | マイニング+AI 併走 | $14.61 +16% | Fluidstack・Amazon向けに加えて3件目のハイパースケーラー向けリースを契約し、HPC開発へ重心を移動。Odessaではマイニングを継続しつつ、Black Pearlの採掘機は売却を進める。 |
| TeraWulf WULF ↗ | AI主軸へ転換 | $14.65 +28% | Anthropicとケンタッキー州の新規キャンパスで401MW・20年間のリースを契約。Fluidstack主導の投資家へAbernathy合弁の持分を売却する契約も結び、自社保有のAIインフラへ資本を移す。 |
| Hut 8 HUT ↗ | マイニング+AI 併走 | $77.57 +123% | 電力資産を軸にマイニング・電力・AI/HPCを併走。Beacon Pointで2件目の352MWリースを契約し、AIデータセンターの契約済みIT容量は計949MWへ拡大。 |
| Riot Platforms RIOT ↗ | マイニング主軸(AI拡大中) | $17.79 -7% | テキサスの大規模電力とデマンドレスポンスが強み。AMD向けデータセンターリースを50MWへ拡張し、2026年Q1から売上を計上したが、事業の軸足はマイニング。 |
| CleanSpark CLSK ↗ | マイニング+AI 併走 | $11.06 -24% | 50EH/sのマイニングを維持しながら、Sandersvilleで175MW・20年間のデータセンターリースを契約。テキサスの最大885MWも同じ顧客との独占交渉に入り、AI/HPCを本格的に併走。 |
| Bitdeer BTDR ↗ | マイニング主軸(AI拡大中) | $10.35 -39% | 自社ASIC製造と73EH/sの自社マイニングが主軸。AIクラウドは稼働率95%まで拡大し、ノルウェーのコロケーション契約とマレーシアの21.7MWリースでAI基盤も増強。 |
※ スタンス・各社の動きは各社の決算・公表情報に基づきます(2026年8月(各社決算・公表情報)、 最新は各社IRを参照)。株価・1年騰落は定期的に更新(出典: Yahoo Finance)。 投資勧誘ではありません。
電力のAIシフトがマイニング・セキュリティ・BTC価格に与える影響
マイナーが電力をAI/HPCへ振り向けると、ネットワーク自体にも影響が及びます。ここでは 株式投資の話ではなく、マイニング・ビットコインのセキュリティ・BTC価格への影響を整理します。
マイニングへの影響
マイナーが電力をAIに振り向けると、ネットワーク全体のハッシュレートの伸びが鈍り、減ることもあります。すると難易度の上昇が止まる・下がるため、残ったマイナーの原価が下がって採算は改善します(自浄作用)。効率の悪い機種ほど先にAIへの転用や撤退の対象になります。
ビットコインのセキュリティへの影響
ネットワークの安全性は、攻撃に要するコスト=ハッシュレートに支えられます。AIシフトでハッシュレートが伸び悩むと、攻撃コストの上昇ペースが鈍る可能性があります。ただし採算改善で踏みとどまるマイナーもいるため一方向には決まりません。むしろ少数のマイニングプールへの集中(分散性)の方が懸念されます。発行スケジュールそのものは変わりません。
BTC価格への影響
価格は需給で決まり、AIシフトとの直接の因果は弱いです。新規発行のペース(半減期スケジュール)はAIシフトでは変わりません。間接的な経路としては、(1) マイナーの新規BTC売り圧の変化(採算改善やAI収益で、保有BTCを投げ売りせずに済めば売り圧は減る)、(2) ハッシュレート・セキュリティに対する市場心理、などが考えられますが、いずれも確実な因果ではありません。
※ ネットワーク・プロトコル面の影響の整理であり、投資判断を勧めるものではありません。
マイニングシェア(プール別)と主要マイナーのハッシュレート
どのマイニングプールがどれだけブロックを掘っているか(プール別シェア)と、主要マイナー各社の自社マイニング能力(各社公表のハッシュレート)を並べました。 プールの集中はネットワークの分散性に関わり、各社のハッシュレートはAI転換による増減の目安になります。
マイニングプール別シェア2026-08・直近1か月
- Foundry USA24.7%
- AntPool18.7%
- F2Pool16.0%
- SpiderPool9.5%
- ViaBTC8.2%
- MARA Pool4.7%
- SECPOOL3.9%
- Luxor3.5%
- その他10.8%
出典: mempool.space。上位2プールで過半に達することがあり、集中度は分散性の懸念材料です。
主要マイナーの自社マイニング能力(EH/s)
- Bitdeer(BTDR)73.0 EH/s
- MARA(マラソン)(MARA)72.2 EH/s
- CleanSpark(CLSK)50.0 EH/s
- Riot Platforms(RIOT)42.5 EH/s
- IREN(旧 Iris Energy)(IREN)38.0 EH/s
- Cipher Digital(CIFR)11.6 EH/s
2026年6月まで(各社の直近月次/四半期公表値)。「稼働中」「導入済み」など公表値の定義は会社ごとに異なります。 AI/HPC へ転換中の社(IREN・Cipher 等)は縮小傾向。掲載のない社は縮小/非開示。
マイナーの地理的分散と地域別の電気代
マイニングは安い電力を求めて地理的に移動します。電気代が地域の 分散性を決め、その安い電力こそAIデータセンターも奪い合う資源です。ハッシュレートの 国別シェアと、地域別の電気代の目安を一覧にしました。
ハッシュレートの国別シェア
- 米国36.7%
- ロシア17.2%
- 中国12.2%
- カナダ2.6%
- カザフスタン1.6%
- その他(中東・中南米・北欧 等)29.7%
地域別の電気代の目安(¢/kWh)
- 米国4〜8¢
- ロシア3〜5¢
- 中国3〜6¢
- カナダ3〜6¢
- カザフスタン4〜6¢
- その他(中東・中南米・北欧 等)3〜7¢
バーは電気代レンジ(左=安い・右=高い)。点線は5¢の目安。
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| 地域 | ハッシュレートシェア | 電気代の目安(¢/kWh) | 電源・特徴 |
|---|---|---|---|
| 米国 | 36.7% | 4〜8 | 最大の拠点。系統+天然ガス・一部再エネを利用。採算悪化による停止と、電力設備のAI/HPC転用が進んでいる。 |
| ロシア | 17.2% | 3〜5 | 第2位の拠点。シベリアの天然ガス・水力と寒冷な気候を利用する一方、制裁と規制の不確実性が続く。 |
| 中国 | 12.2% | 3〜6 | 2021年の禁止後も稼働が推計される。取り締まり下の活動を含むため、所在地推計の不確実性が大きい。 |
| カナダ | 2.6% | 3〜6 | 水力と寒冷な気候を利用。採算悪化と電力設備のAI/HPC転用を背景に、2026年6月の推計は約24EH/sへ減少。 |
| カザフスタン | 1.6% | 4〜6 | 石炭中心。電力配給、規制強化、違法事業者への取り締まりを背景に、2026年6月は推計11位まで低下。 |
| その他(中東・中南米・北欧 等) | 29.7% | 3〜7 | パラグアイ・エチオピア等の水力、UAE・オマーンの天然ガス、北欧の再エネなど、地域ごとの低コスト電源を利用。 |
※ 国別シェアは Hashrate Index Global Hashrate Heatmap の推計(2026年6月(Hashrate Index推計))。推計方法や観測範囲による誤差があり、数値は変わる可能性があります。 電気代は産業用/マイニング向けの目安レンジです。
過去の原価割れ時の動き
BTC価格がマイニング原価を割り込む局面は、過去にも繰り返し起きました(2018〜19年の 弱気相場、2022年のFTX崩壊と電力高騰、2024年の半減期直後など)。そのたびにマイナーは、 次のような方法で生き延びてきました。
非効率な機械が止まり、難易度が自動で下がる(自浄作用)
原価割れになると、まず効率の悪い古い機械から停止します。するとネットワーク全体のハッシュレートが下がり、難易度が下方調整され、残った効率的なマイナーの原価が下がって採算が戻ります。価格が底を打つ前に、ハッシュレートが先に底打ちすることが多いのはこのためです。
効率の良い新世代機への入れ替え
より J/TH の良い機種にフリートを更新し、原価そのものを恒久的に下げます。半減期で原価が一段上がるたびに、旧世代(例: S9・S19)が撤退し、新世代(例: S21・S23)へ置き換わってきました。
より安い電力への移動・契約の見直し
2021年の中国マイニング禁止では、機材が北米・カザフスタン等の安い電力へ大移動しました。デマンドレスポンス(需要逼迫時に出力を抑えて対価を得る)や余剰電力の活用で、実効的な電気代を下げる動きも広がりました。
財務の調整(保有BTC売却・増資・債務再編)
保有するBTCの売却や増資、債務の組み替えで資金繰りをつなぎます。一方で2022年は、借入に頼りすぎた上場マイナーが淘汰されました(Core Scientific の Chapter 11、Compute North の破綻など)。財務が健全な事業者ほど底を生き残っています。
収益源の上乗せ・転換
ホスティング(他社機の受託運用)や、近年はAI/HPCへの電力転用で、マイニング一本足の収益を補う動きが増えました。ただしAIへの転用は『マイニングの継続』とは別の選択で、本ページの別セクションで扱っています。
マイニングの将来
マイニング報酬(新しく発行されるBTC)は半減期ごとに半分になり、2140年ごろに ほぼゼロになります。では報酬が減り続けてもマイニングは続くのか――鍵は収入構造の「マイニング報酬→取引手数料」への移行と、原価を下げ続ける 努力です。
収入は「マイニング報酬」から「手数料」へ移行する
マイナーの収入は『新しく発行されるBTC(マイニング報酬)+取引手数料』。マイニング報酬が半減を重ねてゼロに近づくほど、収入の主役は手数料に移ります。手数料が十分に育つかが、報酬ゼロ時代のマイニング継続の前提です。
「セキュリティ予算」という論点
ネットワークの安全性は、マイナーに支払われる総報酬(セキュリティ予算)に支えられます。マイニング報酬が細る分を手数料で埋められないと、ハッシュレートひいては攻撃耐性が下がりうる――という長期の懸念がしばしば議論されます。
手数料を生むのはブロックスペース需要
手数料は、限られたブロックスペースの奪い合いから生まれます。L2やサイドチェーンの決済確定、大口送金、オーディナルズ等のオンチェーン需要が増えるほど手数料は上振れします(過去にも手数料が一時的に発行額に迫る局面がありました)。
生き残りの鍵は低コスト電力と高効率な機種
薄い手数料でも黒字を保つには、より安い電力とより高効率な機種で原価を下げ続けることが要ります。あわせて、排熱の再利用(暖房・乾燥・温室など)や系統の需給調整(デマンドレスポンス=需要逼迫時に出力を抑えて対価を得る)といった、マイニングを続けながら収益を上乗せする工夫も広がっています。
価格と希少性(不確実な前提)
マイニング報酬が減っても、BTC価格が長期で上がれば、法定通貨建ての報酬価値は維持されうるという見方もあります。ただしこれは価格上昇という不確実な前提に依存し、保証されたものではありません。
結果の読み方
価格が原価帯に潜る=採算悪化
BTC価格(青)が原価帯(橙)に近づく・潜るほど、ネットワーク全体のマイニングマージンは薄い。効率の悪い事業者から順に採算割れします。
半減期は原価の段差
報酬が半分になると、同じ電力でも発行BTCが半減するため原価はおよそ倍に。紫の縦線の前後でジャンプします。
機種別ブレークイーブンで“止まる順番”を見る
現在価格が、どの効率(J/TH)のブレークイーブンを下回っているか。下回った世代から停止・撤退・AI転用が進みやすくなります。
電気代が効く
原価は電気代にほぼ比例。安い電力を持つ事業者は帯の下側で生き残り、高い事業者は先に脱落します。地域・電源の分散性とも結びつきます。
用語解説
マイニング原価(採掘原価・Production Cost)
BTC1枚を新規に掘るのにかかるコスト。本ツールは電力分のみを、(1日の消費電力量×電気代)÷(1日の発行BTC)で概算します。
ブレークイーブン(損益分岐点)
マイニングで電気代を売上でちょうど賄えるBTC価格。これを下回ると、その電力効率のマイニング機は電気代すら回収できなくなります。
電力効率(J/TH)
1テラハッシュの計算に要するエネルギー(ジュール)。小さいほど高効率。新世代ASICは15前後、旧世代は30〜100に達します。
ハッシュレート / 難易度
ネットワーク全体の計算速度と、そのマイニングの難しさ。難易度から『難易度×2³²÷600秒』でハッシュレートを導けます。難易度上昇は原価を押し上げます。
ブロック報酬(Block Subsidy)
1ブロックのマイニングで新規発行されるBTC。半減期ごとに半分になり、現在は3.125 BTC。これが原価の分母(1日の発行BTC)を決めます。
AI/HPCへの転用
マイニング採算が悪化したマイナーが、確保済みの電力・土地・系統接続をAI(GPU)データセンターに振り向ける動き。安定した賃料収益が狙いです。
ハイパースケーラー/ネオクラウド
ハイパースケーラーは Microsoft・Google・AWS・Meta など超大規模なクラウド/AI基盤を持つ事業者。ネオクラウドは CoreWeave のようにGPUクラウドへ特化した新興勢。いずれもAIデータセンターの大口テナント(顧客)で、マイナーがAIへ転用する際の契約相手になります。稼働率・サービス品質・信用力・実績で委託先を選ぶため、信頼の獲得が転用の前提になります。
SLA(サービス品質保証)
Service Level Agreement。提供する稼働率や応答性能などのサービス品質を、事業者が契約で保証する取り決め。AIデータセンターでは高い稼働率の保証がテナント獲得の前提になります。
Tier III/IV(データセンターの信頼性等級)
Uptime Institute によるデータセンターの信頼性等級。電源・冷却の冗長化の度合いで I〜IV に分かれ、数字が大きいほど無停止で保守でき、停止しにくい。AI/HPC 用途では Tier III 以上が求められやすい区分です。
よくある質問
Q. 「マイニング原価(プロダクションコスト)」はどう計算していますか?
A. BTC1枚を新規発行するのにかかる電力コストを、(1日の消費電力量 kWh × 電気代)÷(1日に発行されるBTC枚数)で計算しています。
1日の消費電力量は、ネットワークのハッシュレートにマイニング機の電力効率(J/TH)を掛けて求めます。
ハッシュレートは難易度から導出(ハッシュレート ≒ 難易度 × 2³² ÷ 600秒)し、難易度とBTC価格はblockchain.infoの公開データを使います。
設備の減価償却・人件費・プール手数料は含まない『電力だけの下限コスト』で、価格が割れるとマイナーが降参しやすくなる“価格フロアの目安”として読みます。
Q. なぜ電気代を3つ(3¢・5¢・7¢/kWh)出しているのですか?
A. マイニング原価は電気代にほぼ比例して動くため、単一の値ではなく低・中・高の3シナリオで『帯』として示しています。
中央値は5¢/kWhです。
マイナーの電力契約は立地や電源(系統・フレアガス・水力・原子力近接など)で大きく違い、安い電力を確保できる事業者ほど原価帯の下側、高い事業者ほど上側になります。
チャートの橙色の帯がこの3〜7¢/kWhの範囲、橙の実線が中央値です。
Q. 更新頻度とデータの取得元は?
A. 原価・BTC価格・難易度・機種別ブレークイーブン・各社の株価などの数値は、定期的にデータを更新しています。
データ元は公開のブロックチェーン統計(難易度・BTC価格)と株式市場のデータです。
ページ上部の要約に表示している基準月が、最新の更新時点です。
Q. この数値は実際のマイナーの損益と一致しますか?
A. いいえ、目安です。
実際の損益は、各事業者の電力契約・設備投資の減価償却・運用費・プール手数料・取引手数料収入・ヘッジなどで変わります。
本ツールは『電力だけ・ブロック報酬だけ・想定効率』という単純化したモデルで、業界共通の下限コスト(価格フロアの代理指標)と機種別の相対的な強弱を見るためのものです。
投資判断を勧めるものではありません。
Q. AIシフト一覧・機種・地域別電気代は更新されますか?
A. 数値(マイニング原価・BTC価格・難易度・機種別ブレークイーブン・各社の株価)は定期的に更新しています。
各社のAIシフトのスタンスや対象ASIC機種の一覧、地域別のシェアと電気代は、事実関係の正確性が大切なため、最新情報を確認して定期的に見直しています(各表に更新時点を記載)。
新しいASICの登場や各社の方針変更も、この見直しで反映します。
他の無料ツール
ビットコイン
ビットコイン半減期カウントダウン(次回半減期までの残り時間・ブロック数)
次回のビットコイン半減期までの残り時間・残りブロック数・進捗をリアルタイム表示。総供給量2,100万BTCまでの『採掘できる残り』が毎秒減っていく様子や、日次発行量・Stock-to-Flow(金/銀との比較)で高まる希少性、BTC価格・ドル円・金・株価指数・M2・インフレ率まで一画面で確認できます。
ビットコイン パワーロー&レインボーチャート(適正価格・割安/割高の目安)
ビットコイン価格を『ジェネシスからの経過日数』のべき関数で近似するパワーロー(Power Law)と、その多色版レインボーチャートを表示。係数は過去の年末価格から自前で回帰し、中心線(適正価格)・サポート・レジスタンス・9段階の過熱度を両対数グラフで確認できます。現在価格との乖離も自動表示。投資勧誘ではありません。
ビットコイン テクニカル分析マトリクス(評点法・週次/月次/年次の総合スコア)
パターン・移動平均・一目均衡表・ボリンジャー・MACD・RSIの6手法を1〜5で採点し、週次・月次・年次の時間軸ごとに総合スコアと強気/弱気の判定を自動計算するマトリクス法(評点法)のツール。複数手法・複数時間軸の見立てを1枚の表で整理できます。ブラウザ内で完結、投資勧誘ではありません。
ビットコインと量子コンピュータ|量子耐性・対策・暴落リスクと“あと何年”を監視
ビットコインは量子コンピュータで破られる?暴落する?――量子耐性を1ページで監視。secp256k1の解読に必要な量子ビット数とコスト、最大量子ビットの推移、脅威は“あと何年”かの推計、攻撃の本当のリスク、対策(耐量子署名・BIP-360)と移行(ソフト/ハードフォーク)、bitcoin/bipsの動きを月次更新。FUD派と危機派の両論や仮想通貨全般・銀行への影響も整理。
ビットコイン注目BIPウォッチ(コンセンサスBIPのステータスを自動監視・BIP-110・covenants・SegWit/Taproot)
ビットコインの改善提案(BIP)のうち、合意形成に関わるコンセンサス層(ソフト/ハードフォーク)のBIPをbitcoin/bipsの公式一覧から自動取得し、ステータスを月次でライブ更新。いま議論中(アクティブ)と、採用・有効化や不採用で決着したBIPを自動で振り分け、分布の推移も時系列表示。BIP-110・covenants(CTV/APO)・SegWit・Taproot ほか。OP_RETURN・Ordinals/インスクリプションの用語解説つき。投資勧誘ではありません。
ビットコイン保有者分布ツール(アドレス残高別の割合・上位集中度・ホルダー数の推移)
ビットコインを残高帯(コホート)別に分け、各帯のアドレス数・供給に占める割合・上位アドレスへの集中度・偏り(Gini近似)・保有者クラス(Shrimp〜Humpback)を可視化。さらに現物ETF・上場企業・政府・取引所/マイナー・個人その他という保有主体別の供給シェアの推移、残高があるアドレス数(保有者数)の推移も時系列で表示します。割合の計算はブラウザ内で完結。投資勧誘ではありません。
ビットコイン需給モニター(新規発行 vs ETF・トレジャリーの買い/吸収率・週次月次年初来)
マイニングで新規発行されるビットコインを、現物ETF・上場企業トレジャリー・政府備蓄・その他の買い手の純需要が上回って買っているか(吸収率)を、週次・月次・年初来・1年・3年で比較。ETF・トレジャリーの売り越し(純流出)もマイナスとして反映します。新規発行は半減期スケジュールから確定計算、買い手別は公開トラッカーに基づく概数・推定。新規発行が全部買われているかを一目で確認できます。投資勧誘ではありません。
サトシ ⇄ BTC ⇄ ビット 単位換算ツール(satoshi・mBTC・円/ドル換算)
ビットコインの単位(BTC・mBTC・bits・satoshi)を相互に換算。1 BTC = 100,000,000 satoshi。公開価格APIから取得した現在価格で日本円・米ドルの参考額も表示します。換算はすべてブラウザ内で行われます。
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相場・オンチェーンを定点観測するための外部サイトのリンク集。清算(Liquidation)・建玉(OI)・資金調達率(Funding Rate)・取引所残高・ドミナンス・半減期を中心に、Fear & Greedやバリュエーション指標、M2などのマクロ指標まで、各指標の意味と読み方の解説つきでまとめています。
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金(ゴールド)の供給量・Stock-to-Flow シミュレーター(ビットコインとの希少性比較)
金の地上在庫・年間採掘量を入れるだけで、在庫とStock-to-Flow(希少性)の推移を投影し、ビットコインのS2Fとも比較。採掘で在庫が増え続ける金と、半減期ごとにS2Fが上がるビットコインの違いを可視化します。計算はすべてブラウザ内で行われます。
マクロ経済・相場
資金フロー・モニター(株・債券・不動産・金(ゴールド)・暗号資産/業種別・AI銘柄|日本・米国)
前営業日・先週から過去5年まで、株・債券・不動産(REIT)・金(ゴールド)・暗号資産のどこへ資金が向かったか(資産クラスのローテーション)と、米国・日本の業種(セクター)別の資金の流れを、代表ETF・指数の相対モメンタムでモニタリング。AI・半導体ETFが市場平均をどれだけ上回るか(AIへの資金集中度)も日米で確認できます。現地通貨/ドル建て/円建て・前営業日・先週・年初来・1/3/5年の期間切替に対応。チャートは凡例クリックで資産を絞り込み可能。
日米バリュエーション・モニター(日本株・米国株の平均PER・PBR推移|割高・割安の目安)
日本株(東証プライム・スタンダード・グロース)と米国株(S&P500)の市場全体の平均PER(株価収益率)・平均PBR(株価純資産倍率)の推移を月次の折れ線で表示。過去平均を基準線として重ね、いま割高か割安か(バリュエーション水準)を見比べられます。全世界株(VT)・Nasdaq100・米国全体(VTI)の現在PERも参考表示。日本はJPXの月次統計、米国はmultpl.comのデータを使用し、3年・5年・全期間の期間切替に対応。投資勧誘ではありません。
世界マクロ経済モニター(GDPランキング・推移・将来予測/人口・生産年齢人口・インフレ率・政府債務・金準備)
世界主要26か国のGDP推移・ランキング・IMFによる将来予測を、米ドル建て・現地通貨建て・ビットコイン建て・ゴールド建てで切り替えて比較。インフレ率・失業率とミザリー指数、2050年までの人口・生産年齢人口の予測とランキング、政府債務残高(対GDP比)などの財政健全性、各国の金準備(公的な金の備蓄)まで、国の経済力を測る指標を一画面でモニタリングできます。データはIMF世界経済見通しと世界銀行の公開統計にもとづき、半年ごとに更新されます。
日本の税金・社会保険料 負担モニター(国民負担率の推移・2026年度見通し/給料の何%が税・社会保険料か)
財務省の国民負担率(対国民所得)の1970年度からの推移と2026年度見通し(45.7%・潜在的48.4%)、単身・平均賃金の給与にかかる合計負担(タックスウェッジ)とOECD平均との比較、1965年からの税・社会保障負担の推移(対GDP)、家族構成・収入別(単身・片働き・共働き)の負担率を一画面でモニタリング。データは財務省とOECDの公式統計にもとづき、毎年更新されます。
税金・社会保険料の国際比較(OECD諸国の負担ランキング/日本は何位か・タックスウェッジ)
OECD加盟38か国の税金・社会保険料の負担を国際比較。税+社会保障の合計負担(対GDP)のランキングと内訳、1965年からの主要国の推移、社会保険料に絞ったランキング、給与にかかる負担(タックスウェッジ)の比較で、日本の負担が世界で何位かを確認できます。データはOECDの歳入統計・賃金課税統計にもとづき、毎年更新されます。
世界の平均賃金ランキング(ドル建て・ゴールド建て・ビットコイン建て/日本は何位か)
OECD加盟38か国にシンガポール・中国・タイなど非OECDの主要国を加えた約50か国の平均賃金(平均年収)を国際比較。市場レートのドル建てランキングに加えて、ゴールド建て・ビットコイン建てに切り替えると通貨のものさし自体の変化を除いた賃金の実力で比べられます。円安で急落した日本のドル建て賃金の推移、購買力平価(PPP)との違いの解説つき。データはOECD・ILO・世界銀行の公式統計にもとづき、毎年更新されます。
ビッグマック指数(世界のビッグマック価格ランキング・為替レートの割高割安)
世界50か国以上のビッグマック価格をドル換算して比較。同じ商品の価格差から為替レートの割高・割安を読む「ビッグマック指数」を、単純な生指数とGDP水準を調整した指数の両方で確認できます。2000年からの主要国の推移、日本が何位かもひと目でわかります。データはThe Economistの公開データ(CC BY 4.0)にもとづき、年1〜2回更新されます。
SEO・AIクローラー対策
SEO・AI検索(GEO)診断ツール
サイトURLを入力するだけで、技術的SEO・コンテンツ・AI検索対応(GEO/LLMO)を無料で診断。タイトルや構造化データ、AI検索クローラーの許可状況などをスコア化し、改善ポイントを提示します。被リンク・順位を含む詳しい分析はコンサルティングでご案内します。
robots.txt メーカー(AIクローラー対応)
GPTBot・ClaudeBot などのAIクローラーから検索エンジン・SEO分析ツールまで、クローラーごとに許可/拒否を選ぶだけで robots.txt を生成。コピー・ダウンロードしてそのまま使えます。
GA4 AI流入 正規表現ジェネレーター(カスタムチャネルグループ用)
ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity などのAIサービスを選ぶだけで、GA4のカスタムチャネルグループや探索レポートで使う「セッションの参照元」一致の正規表現を生成。標準の「AIアシスタント」チャネルで取りこぼすAI流入を自前で拾えます。
robots.txt チェッカー(AIクローラー対応)
サイトURLを入力するだけで robots.txt を取得し、AIクローラー・検索エンジン・SEO分析ツールごとのアクセス可否を診断。AI検索(LLMO)への影響も警告します。
OGP確認・チェックツール
URLを入力するだけでOGPタグを取得し、Google検索結果・X・Facebook/LINE風のプレビューと改善チェックリストを表示。シェア時の見え方を公開前に確認できます。
Search Console CTR診断ツール(順位別CTR目安と比較)
Search Console のクエリ別・ページ別データを貼り付けるだけで、各行のCTRが掲載順位ごとの一般的な目安より高いか低いかをその場で判定。改善余地の大きいクエリと、目安まで上げたときのクリック増の概算も表示します。すべてブラウザ内で処理され、データはサーバーに送信されません。
ネットワーク・サーバー
アクセス情報確認(IP・ホスト名・ブラウザ・OS判定)
今アクセスしている自分のグローバルIPアドレス・逆引きホスト名・接続元の国・回線(ASN/プロバイダ)・ブラウザ・OS・画面解像度・タイムゾーンなどをまとめて表示。サポート問い合わせ時の環境確認や、サーバーへ渡るリクエスト情報の確認に使えます。
IPアドレス確認(自分のグローバルIPアドレス)
今アクセスしている自分のグローバルIPアドレスを大きく表示。逆引きホスト名・接続元の国・回線(ASN/プロバイダ)も合わせて確認でき、ワンクリックでコピーできます。リモートワークの固定IP確認やアクセス許可リスト登録に。
nslookup(DNSレコード確認・A/AAAA/MX/NS/TXT/CNAME/SOA/PTR)
ドメイン名やIPアドレスを入力するだけで、A・AAAA・MX・NS・TXT・CNAME・SOA・PTR(逆引き)などのDNSレコードを確認。DNS-over-HTTPSでサーバー側から問い合わせるため、社内・自宅のDNSキャッシュに左右されず、DNS設定の反映確認やメール・SPF設定の調査に使えます。
テキスト・データ整形
文字数カウント(高機能・テキスト変換つき)
文字数・行数・バイト数・原稿用紙換算・読了時間・文字種の内訳をリアルタイム表示。markdownの記法やHTMLタグを除いた「ウェブ記事の表示文字数」も数えられます。任意の上限設定やSNS投稿の上限との比較に加え、全角半角・大文字小文字・ひらがなカタカナ変換、余分な空白/改行の削除、重複行削除・並べ替え、markdown/HTML除去などテキスト変換もできる無料の高機能文字数カウンターです。
半角カナ変換(全角カタカナ⇄半角カナ)
全角カタカナを半角カナに、半角カナを全角カタカナに一括変換。カナ・英字・数字・記号・スペースを文字種ごとに選んで変換でき、ひらがな⇄カタカナや小さいカナ(ャュョッ)の大文字化にも対応します。どの文字がどう変わったかを1文字ずつ確認でき、すべてブラウザ内で処理され入力はサーバーに送信されません。
テキスト・文章・文字の比較/差分(diff)チェックツール(校正・送信なし)
2つのテキスト・文章を貼り付けるだけで、追加・削除・変更箇所を色分け表示する無料の差分(diff)チェックツール。文字・単語・行の単位で比較でき、変更箇所の抽出、修正前後の文字数・読了時間の増減比較、無視オプション(空白・大文字小文字・全角半角)、一致度の表示、左右2画面/インライン切り替えにも対応。記事の校正やファイル比較にも使え、すべてブラウザ内で処理されサーバーに送信されません。
JSON整形・チェックツール
JSONの整形(インデント幅を選択可)・圧縮・キーのABC順ソート・構文エラー位置の特定をすべてブラウザ内で実行。データはサーバーに送信されません。
Mermaid ライブエディタ・図ビューア(オンライン・無料)
Mermaid記法を貼り付けるだけで、フローチャート・シーケンス図・ガントチャート・クラス図・円グラフなどをその場でリアルタイム描画。SVG・PNGでダウンロードでき、サンプルから記法も確認できます。すべてブラウザ内で処理され、図のコードはサーバーに送信されません。
ダミー画像ジェネレーター
幅・高さ・色・文字を指定するだけで、モックアップやレイアウト確認用のダミー画像(プレースホルダー画像)をその場で生成。PNG・JPEG・WebP・SVGでダウンロードでき、すべてブラウザ内で処理されます。
画像形式変換ツール(WebP・PNG・JPEG 相互変換)
PNG・JPEG・WebP・GIF・SVGなどの画像を、WebP・PNG・JPEGへその場で一括変換。変換後のファイルサイズと削減率を表示し、まとめてダウンロードできます。すべてブラウザ内で処理され、画像はサーバーに送信されません。
画像圧縮ツール(無料・一括)
PNG・JPEG・WebPなどの画像を、画質を保ったまま圧縮(軽量化)。元の形式のまま、または高圧縮なWebPへ変換でき、リサイズにも対応。圧縮前後のサイズと削減率を見ながら一括処理できます。すべてブラウザ内で処理され、画像はサーバーに送信されません。
ファビコン作成ツール(favicon.ico 生成)
画像や文字から favicon.ico と各サイズのPNG(apple-touch-icon・PWA用含む)をまとめて生成し、<head>に貼るHTMLも出力。すべてブラウザ内で処理され、画像はサーバーに送信されません。
マーケティング分析
CV逆算電卓(必要セッション数・CVRシミュレーター)
月間セッション数・CV数・目標CV数を入れるだけで、必要なセッション数とCVRを逆算。CVR改善と流入増の組み合わせ早見表、SEO記事で賄う場合の必要記事数の目安、どちらに伸びしろがあるかの診断を表示します。
ドル円換算ツール(API・クラウドのトークン課金を日本円で計算)
米ドルと日本円を毎日更新の為替レートで相互換算。AIのAPIでよくあるトークン課金(100万トークンあたりの単価)を、入力と出力の単価を分けて日本円まで計算します。トークン制の動画生成にも対応しています。
CPA/ROAS逆算電卓(広告費用対効果シミュレーター)
CPC・CVR・客単価・粗利率を入れるだけで、CPA・損益分岐CPA・ROASと黒字/赤字判定をその場で計算。目標CV数から必要な広告予算、目標ROASを保てる上限CPCの早見表も表示します。
UTM・広告計測タグ作成ツール
UTMパラメータ付きURLとGoogleタグマネージャー用の成果イベントを作成。広告媒体が発行するクリックIDの欠落確認と、Cookie規制に備えた計測体制のセルフチェックもできます。
ブラウザ・端末シェアモニター
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各ステップの到達人数を入れるだけで、通過率・離脱率を計算してファネル図で図解。最も落ちている段階(ボトルネック)の特定と、改善した場合のコンバージョン増加の試算を表示します。
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招待数・転換率・サイクルタイム・観測期間を入れるだけで、バイラル係数(K-factor)とサイクル別の累積ユーザー数の推移を計算。有料獲得と組み合わせたときのブレンド獲得倍率も表示する無料ツールです。
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A/Bテスト有意差判定ツール(カイ二乗・z検定)
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A/Bテスト サンプルサイズ計算ツール(必要サンプル数を逆算)
A/Bテストに必要なサンプル数を、ベースラインCVR・検出したい差(MDE)・有意水準・検出力から逆算。1群あたりと合計の必要件数に加え、1日あたりの想定流入を入れればテスト期間(日数)の目安も表示します。MDEを変えたときの必要数の増減も一覧でき、すべてブラウザ内で計算されデータはサーバーに送信されません。
薬機法・景品表示法 広告表現 簡易チェックツール(無料)
広告文・バナーコピーを貼り付けるだけで、薬機法(医薬品的な効能効果の標榜)と景品表示法(優良誤認・有利誤認)のリスクフレーズをその場で簡易検出。網羅的・完璧なチェックリストではないため、ステルスマーケティング規制の自己点検チェックリストもあわせて表示します。すべてブラウザ内で処理され、入力内容はサーバーに送信されません。より高精度な確認はTANTOUで承っております。
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